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気にしたら負け!?

 

2000年11月28日

気にしたら負け

私の中学と高校時代、かような言葉がとても頻繁に使われていました。
誰が広めたのか、そしてなぜ広まったのかということはまったくわかりませんが、しかし、私の学校内の学生(主に男子)の間では、恐らくもっともポピュラーな俗語だったと思います。
意味合いとしては『気にするな!』とか『全然気にしない』、『そんなの無視』といったもの。
実際に例としてあげてみると

クラブ活動で
『なあ、今日はコーチ来るかもしれんで。練習サボったら見つかるかもしれんぞ』
『そんなん気にしたら負け』
『そうか』

パチンコに行った時
『これ使ったらマジで一銭ピー(一文無し)になるわ。どうしよう……』
『使ってまえ。気にしたら負け』
『そうやな』

同級生の物にあるタチの悪いイタズラをしたとき
『大丈夫か、こんな事したらあいつ多分キレるで』
『かまわへん。気にしたら負けや』

テスト前
『うわ!ど〜しよ〜。昨日一秒もテストの勉強してへん』
『ええんちゃう?テストなんか気にしたら負け』

しかしながら自分で言うのもなんですが、今思い返してみると相当に意味不明な言葉ですな。
誰に負けんねんといういか、そもそも一体何の勝負やねん?といった至極もっともな疑問が浮かび上がりそうなものなんですが、皆はまったく意に介さず所かまわずこの言葉を連発していたというのが不思議。
でも実の所、過去の中学と高校生活において、この言葉のおかげでどれほど数多くの問題が解決されたのかと考えてみると、なかなか侮れないものです。
といっても、この言葉のせいで逆に取り返しのつかなくなった事も、もちろん数多くありましたけど。(笑)

それにしても今思い返してみると、大抵のことを肯定化してしまうという、まるで魔法のような、いや、まるで悪魔の囁きのような言葉でした。
学生時代、こんな軽犯罪すらもうやむやにしてしまいそうなヤバイ(思想じみた?)言葉が氾濫していたのに、よくまあみんなひねくれた人間にならずにまともに生きているものだと思いますね。
でも今でも結構名残は残っているもので、高校時代の同級生達の間では、会話の節々にこの言葉がたまに使われます。
高校を卒業すると同時にこの言葉は消滅するのかと思っていましたが、どっこいなかなかしぶといもんです。
でもこの『気にしたら負け』という言葉、考えてみるとなかなか面白いモノなんで、今の知り合い達の間でも流行らしてみようかなあ、と今になってたまに考えたりもします。

ちなみに『気にしたら負け』という言葉は、亜流として『やったら負け』、『行ったら負け』、『聞いたら負け』といったものがありました。
意味は文面から察する通り。
かなりアホな言葉です。