戻る

 

夢ってのは不思議ですな

 

2001年5月26日

夢ってのは、不思議なモンですなあ。
といっても、私は心理学者でもなければ精神学を学んだわけでもないので、専門的な話はからっきしで何にも知りませんよ。
私が言っているのは、あくまで夢においての、ある一部分においてです。 多分、同じような事を考えた事のある人もいると思います。
それは

夢の中ではどんなに非現実的な事が起こっても、これは夢だという疑いをまるで持たない。

という事なんですよ。
つまり、現実では信じられないような事が起こったりすると、『夢ではないか!?』と一瞬自分の感覚などを疑ったりしますよね。 例としてギャグマンガだとほっぺたをつねるという古典的表現などがありますし、現実でも目をこすったり頭を振ったりなどします。
しかし、夢の中ではどんなに非現実的な状況におかれていても、夢の中の自分はそれを夢だとはまるで疑いません。
まあ、中には夢の中でも疑った事のある人もいるかもしれませんが、しかし基本的に夢の中の自分というのはこれが現実だと思っている事がほとんどだと思います。 少なくとも私は、夢の中で『これは夢だ』と思ってしまうような夢というのは、今まで見た記憶はありません。
よく、悪夢でうなされる、ひどい夢を見たので起きた瞬間に汗びっしょり、という経験をする人がいますが、これもいうなれば夢の中という非現実的な世界での体験でありながら、緊張によって発汗しているという、夢を非現実的な事と思っていないという証拠なんですよね。
そう考えてみると、夢ってのは非現実的な人間のイメージで形成されたモノでありながら、それを見ている本人にとってはそれが全て真実だと認識されているわけですよね。
考えれば考えるほど不思議なモンです。


ちなみにちょっと話はそれますが、夢の中では非現実な体験を現実と同じような感覚で体験できるという事は、夢は究極の仮想現実体験手段、といえるんじゃないでしょうか。
例えば人為的に好きな夢を体験できるとすれば、夢を見ている人は現実と同じほどのリアルな体験(なぜならばその本人がその世界に対して疑いを持たないから)を出来るという事であり、それはもう映画やテレビゲームなどは問題にならないくらい、スリリングで、緊張に満ちて、非現実的で、理想的で、現実では味わえないようなスゴイ体験が出来るという事になりますね。
映画『トータル・リコール』なんかがこういった夢による現実と非現実の混同、というのを上手く利用した映画でした。
近い未来、このように人工的に人間に夢を見させる、という事が実現できるのでしょうか。
出来たらそりゃあスゴイし、面白いと思えますが、しかしそれと同時に、ゲームや映画で語られている以上に、現実と非現実の境目がわからなくなる、という問題も激化しそうですね。
また、もしこれが実現できたとすると、それの応用よる人工的な洗脳、記憶の操作、といった類も簡単に出来そうで、考えてみると恐ろしい世界になりそうですね。
実現できるのかどうか、これからどうなります事やら。