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キン肉バスターの効果の程

 

2001年6月2日

今日はタイトルからも分かるように、かなりマニアっくな話題です。
タイトルを見てもチンプンカンプンだった人は、おそらく全く意味がわからない内容だと思うので注意。

かつてジャンプというマンガ雑誌に、『キン肉マン』というマンガ連載されていました。 確か1980年代の半ば頃でしたっけ。
このマンガは当時、かなりの人気作品でして、当時の少年達の間では、知らないほうがおかしい、とまでいえるほどでした。 似たようなマンガで例えるなら、『ドラゴンボール』のようなものですか。
当然テレビアニメにもなり、またグッズ(主に『キン消し』という消しゴム)も大ヒットしました。
キン消し……懐かしいなあ。 ガチャガチャでよく買ったっけ。 消しゴムという割には字を消そうとすると余計汚くなるシロモノだったけど、当時はやたら大量に集めている知り合いも沢山いましたなあ。 キン消し1000個以上所有してたヤツとか。 ……う〜む、アホですな。
まあ余談はさておき、ここからが本題。

このマンガを読んだ事のある人(というか20代以上の男性なら大抵は読んだ事あるでしょうな)ならば知っていると思いますが、『キン肉マン』は主に超人と呼ばれる人達がプロレスで戦うという内容のバトル主体のマンガです。 そしてジャンプというメジャーな少年マンガ誌に連載されていたマンガなので、この手のバトルマンガの御約束通り、各々の超人達はいくつかの必殺技を持っていました。
タイトルの『キン肉バスター』とは、主人公であるキン肉マンの持つ必殺技の一つであります。
で、少年時代というのはすぐにそういったモノに感化されやすい時代なので、したがってえてしてそういったバトル系のマンガやゲームなどで使われる技や動きなどを真似してしまうものです。 例えばドラゴンボールのかめはめ波とか、北斗の拳の北斗百列拳とか、スト2の昇龍拳とか。
当然この『キン肉マン』というマンガにも多数の必殺技が出てきたので、多くの子供達がよく真似事をしていました。 私の学校のクラス内でもパロスペシャルをやりっことするというのがはやってましたし。 あとハリケーンミキサーの真似事なんかもやってました。
そして『キン肉バスター』ですが、この技はパロスペシャルのような現実的な技ではなく、あくまでマンガチックで非現実的な技となっていたので、おいそれと真似できるものではなく、したがっておそらく沢山の人はキン肉バスターに関して、本当にこの技は実際にやったら威力があるのか?決まるのか?と思った事があるでしょう。 実際私もそのような事を思った事がありました。

で、この技ですが、結論から言うと、もし決める事が出来るならば、相当に相手なダメージを与える事が可能です。
というのも、私が柔道部だった学生時代、私はこの技を同輩や後輩達に何度かこの技をかけてみた事があるし、逆にかけられたこともあるからなんですよ。 いやもちろんイジメとかしごきとかそういった事をしてたのではなく、あくまでキン肉マンの話題が盛り上がっていた時、ちょっとした実験として軽くやっただけですよ。
柔道部の道場というのは畳敷きで、また私の所には投げこみ様のマットなんかもありましたので、プロレス技の練習なんか遊びでよくやってしまうもんなんです。
そして、その時の経験からすると、キン肉バスターという技の特徴は以下のようになります。

これがキン肉バスターだ!キャラがキン肉マンじゃないけど(笑)

1.相手を逆さまにして持ち上げなければならないので、かける側はかなりの力が必要となる。
2.ダメージは首、腰、股関節の3箇所に来るようである。
3.かける側が軽くポンとしりもちをつくだけでも、相当な衝撃が相手側に伝わる。

1に関してですが、これは、キン肉バスターは、ブレンバスターのように相手を逆さまにして垂直に持ち上げなければならず、かなりの力が必要という事です。 これは見れば誰でも分かると思いますね。
ま、キン肉マンで出てくるキャラは超人レスラーなので、これに関しては特に問題ない事でしょう。
問題は2です。 そう、2です。
この技、キン肉マンの必殺技なので、決まればかなりの威力、時には一撃で勝利をもぎ取るということもありましたが、いや実際にまともに決まると相当なダメージがあると思いますよ。これ。 というのも、かける側とかけられる側の両方を経験した事のある私がそれは保証します。ハイ。
まず首ですが、相手が地面にしりもちをついた瞬間、へたすりゃ首が『ゴキッ』とイキそうなくらい、このキン肉バスターの体勢は危険です。 それは、かけられる側の首は相手の肩に引っかかるようになっているので、したがって首が固定されたまま衝撃を受ける、という事になるからです。 いうなれば、首の衝撃を緩和する受け身のような行動ができないという事です。
よく危険なプロレス技の代表として頭から落とす『パイルドライバー』という技がありますが、『キン肉バスター』は正にパイルドライバーをまともに地面に決めるのと同じくらいの危険度があると思いますね。
ちなみに劇中ではキン肉バスター(正確にはアシュラバスター)の弱点は首の部分であり、かけられている側はそこを起点としてこの技を抜けれるというシーンがありましたが、しかしこれは滞空時間の長いマンガの中だからこそ出来る脱出法ですので、ここではそれには触れない事にします。
で、次に腰と股関節なんですが、これもかなり危険度高いです。
とりあえず腰に衝撃が来ます。 で、その上股関節にもかなり強烈に来ます。 いやもちろん、体が柔軟で股割り180度とかそういった事の出来る人相手ならば多少は効果が薄いかもしれませんが、しかし一般的な体つきの人相手ならば、強烈なダメージがあるのは確実です。
柔道部の時代に行った実験の時ですが、私がやったとき、かるーくポンと衝撃を与えただけにもかかわらず、やられた側は腰と股関節にかなり来る、といってました。 そして私もやられた時にその部分にけっこうな衝撃が来るのを感じました。
キン肉バスターは腰と股関節には相当なダメージを与えるある技だという事です。
そして最後の3ですが、これはですね、かけられている体勢を見てみるとわかります。
どういう事かというと、かけられている相手側の体、上半身も下半身も固定されているんですよね。
上半身は相手の肩の部分で決まっていて、下半身は相手の両手によってこれまた固定。 すなわち、衝撃を受け身で緩和する事が出来ず、落下した時のショックがそのまま体に伝わってしまうということです。
プロレス技でも垂直落下式ブレンバスターやデンジャラスバックドロップといった相手を垂直に落下させるという危険な技がありますが、しかしこれらの技は落下する瞬間にはある程度の受け身を取ったりすることが可能です。 しかし、キン肉バスターの場合、落下時には決められている側の体は完全にきめている側の体の上に乗っかっているので、当然受け身を取ることは不可能。 衝撃がモロに体に伝わります。 いうなれば、手足を縛り付けられたままバックドロップを受けるようなものですか。
う〜ん、考えただけでもオソロシイ…。

結論。
キン肉バスターを実際に行うということは非常に危険であるというわけなので、マンガ内でこの技は超威力の必殺技だといっているのも、決して誇張ではないという事です。 いや、現実に出来るかどうかは別としてですが。
というわけですから、これを読んでいる人は、決してキン肉バスターを真似したり、人にかけてみたりなどはしないように。
危険です。
というか普通は持ち上げるだけでも重いので、普通の人はまず出来ないでしょうけど。


それにしても、今、全文章を読み返してみて思ったんですが、キン肉バスターごときにこんな長い文章をやけに真剣にだらだらと書き連ねている人なんて、他にいるんでしょうか。
アホですな、私は。