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  PCエンジン

『ファミコン』全盛時代にNECとハドソンで共同開発され、『ファミコン』の牙城を崩すべく颯爽と登場したマシン。
なんといってもウリは同時発色512色、多量のスプライト表示というグラフィック面の強さで、『ファミコン』をはるかに凌駕する綺麗な映像はにはとても驚かされたものである。
ソフトはHuカードと呼ばれるカードサイズのROMで、形はパソコンのPCカードに近く、ケースも音楽用CDケースと同じ形ととてもおしゃれなものだった。
また本体も非常にコンパクトで、ゲーム機とは思えないほど小さい。 おそらく、家庭用ゲーム機の中でも屈指の小さな本体であろう。
しかし欠点はコントローラーの端子が1つしかなかった事で、2人同時プレイ用ゲームなどは専用のマルチタップなどを購入しなければならなかった。
そのせいか、初期の頃はどうも『PCエンジン』は一人用ゲームとしての印象が強かった。 それにソフトがカード型なので、バッテリーバックアップ用ユニットを詰めるほどのスペースがなかったのも痛い。
そんなせいか、(スーパー)CD-ROM2がメインとなるまでは、パスワードコンティニューのゲームばかりだった。コンパクトなカード型ソフトが逆にアダになったといえる。
『PCエンジン』は背面に拡張用のコネクタが搭載されていて、いろいろな機能を追加できるのが特長。
これは『コア構想』と呼ばれるコンセプトの元に設計されたもので、言ってしまえばPCエンジン本体をコア(ハードの中心)にして、そこから様々なハードウェアと拡張によるパワーアップを展開していこうというもの。 感覚的には、パソコンに近い発想かも。
『CD−ROM2』ユニットの成功はこのおかげである。
ただしかし、タブレット、プリントブースター、イラストブースター、まさしく秒殺!といえるほどあっという間に消えた周辺機器も数多く登場した。
おそらく、ハードのバリエーション、拡張用周辺機器のバリエーションは家庭用ゲーム機屈指の多彩さを誇る。
中には、カラオケシステムのようにPCエンジンの周辺機器なのかPCエンジンがそのカラオケシステムの周辺機器なのか、わからなくなるほどブッ飛んだ周辺機器も登場している。
ある意味、すごいハードである。
それが成功したかどうかというのは別問題として・…。
ちなみに初期のPCエンジンのテレビへの接続方式は『ファミコン』と同じなので、ファミコン用の接続コードがそのままPCエンジンに使い回しが出来たのは有名。


  PCエンジン用コントローラ

形的には微妙にサイズが違うが基本的にファミコンのそれと変わらない。
ただ、方向キーが十字ボタンでなく、丸型パッドなのでファミコンよりも斜め入力がやりやすかった。
ちなみにコントローラーのスタートとセレクトを押すとリセットがかかるという便利な機能があるが、当時は間違えてよくリセットしてた人あまりに多数。本体にリセットボタンをつけてほしかった。


  PCエンジンコアグラフィックス

白かった『PCエンジン』のボディがシックなダークグレーになり、価格も安くなったマシン。
言い替えると、後期のPCエンジン本体といえる。
白い初期のPCエンジンと大きく異なるのは、ビデオ出力端子を搭載しているという事。
おそらく、家庭用ゲーム機で最初にビデオ出力端子を搭載したハードといえる。
それまではアンテナ入力端子(VHF、UHF)から接続する方式だったので、今のビデオ入力端子の一般化の先駆けといえるかも。
そして、コアグラフィックスはもう一つ、初期のPCエンジンと違い、同梱のコントローラパッドが連射装置付きのパッドになっている。


  PCエンジンシャトル

形がスペースシャトルに似ているのが特長の、PCエンジンの廉価版、いわゆる汎用機。
といっても正直、異端児としてみたほうが正しいとしか思えないマシン。
特に、拡張用のコネクタ自体は同じだが、本体の形状とコネクタの位置関係から、物理的に『CD-ROM2ユニット』がつなげないというのが最大の謎。
なぜそういう設計をしたのか開発者に聞いてみたいという、まさに一発ネタな機械。
当時、知り合いの1人がこれ買ったが、とても嘆いていた。
一応、別売りの延長ケーブルをつなげればつなげれるようになるのだが、いったいどれほどの店でこれを扱っていたのか、そしてどれほどのユーザーがそれを利用したのか、いささか気になるものである。
ちなみに、中には拡張コネクタが無い物もあるらしい。 いったいどういう意図で作られたのだろうか…。


  PCエンジンスーパーグラフィックス

『PCエンジン』に拡大縮小機能やスプライト機能の強化を施した上位互換機、それが『PCエンジンスーパーグラフィックス』。
スプライト部の強化と回転拡大縮小機能の追加など、結構な進化をしているが、最大使用色数がPCエンジンと同じ512色だったのは少し首を傾げたくなる。
値段は5万以上とハードの名前負けしないくらいスーパーで、さらにPCエンジンとの互換性はあるものの、スーパーグラフィックス専用のソフト、つまりスーパーグラフィックスの機能を活かしたソフトが数えるほどしか出なかったので、あっという間に消えたハードとなってしまった。
専用ソフトの数たるや、両手で数えても余るほどといえば、どれほどのものか察しはつくだろう(ちなみに対応ソフトは『ダライアスプラス』の一本のみ)。
結局単に高いだけのマシンとなってしまった、まさしく秒殺の名にふさわしいハードである。


  PCエンジンGT

コンパクトなカード型のソフトという事を利用した携帯用『PCエンジン』。
写真でしか見た事無いが、形はゲームボーイに酷似していてそれが一回りほど大きくなったもの。
『PCエンジン』のソフトがほぼ全て遊べるというのはかなり魅力的で、私は本気で買おうと思ったが、価格がとんでもなく高かった(確か3〜4万)ので断念……。
あとやはり当時の技術の限界からか電池の寿命が非常に短かった。
さらにおまけに、当時の液晶(DSTN)の技術力では、小さな画面でカラー液晶を実現するのはまだまだ難しく、PCえんじんGTは2.6インチという小さな画面な上に解像度が低く、また残像も出まくりだったので、アクションゲームの多いPCエンジンのゲームをするにはいささかキツすぎた。
それにRPGやADVなどをプレイしても、画面の小ささによって字やテキストが見えないという。
アルカリ電池を使用しても3時間程度しかプレイできず、さらに画面も見にくいなど、ソフトが充実しているという面以外はゲームギアと同様の欠点を持っていた。 ついでに値段が高いというトドメ付き。
いかんせん、技術がぜんぜん追いついていかなかったマシンといえる。


  CD−ROM2

『PCエンジン』専用の『CD-ROM』ドライブ。そしてまた『PCエンジン』時代の功労者。ロムツーではなくロムロムと読む。
とにかく家庭用ゲーム機で初めて『CD-ROM』を搭載した功績は計り知れない。ただ、値段がべらぼうに高かった(5万以上!)のはいただけなかった。
ただ、この『CD-ROM2』はお手軽に大容量を実現できるため、中には粗悪な出来のソフトも少なくなかった。またグラフィックを大量に表示できる事もあってか、ビジュアル重視のいわゆる『ギャルゲー』のようなソフトもこの時代に活性化してきた。
ちなみにこのユニットをつなげると、コンパクトだった『PCエンジン』がえらいでかくなる。


  スーパーCD−ROM2

ひとことで言うなら『CD-ROM2』のメモリが512Kから2M(バイトではなくビット)に増えたもの。一体型の『PCエンジンDUO』シリーズともどもなかなか売れたらしく、後期のPCエンジンのラインナップはほぼ全てこの『スーパーCD-ROM2』のソフトになった。


  システムカード

いわゆるメモリ。もう少し分かりやすくいうなら、パソコンにおける64Mや128Mなどのメモリ(RAM)と同じもの。
容量は512K(バイトではなくビット)で、今の水準から見たらほとんどゴミだが、当時はこんなのでも9800円もした。


  スーパーシステムカード

これもシステムカードと同様のメモリ。
詳しく説明すると、従来の『CD-ROM2』を『スーパーCD-ROM2』へとバージョンアップさせるためのメモリーカード。
これはハードの舞台が『スーパーCD-ROM2』へと移行する際、旧『CD-ROM2』ユーザーも少ない投資で『スーパーCD-ROM2』へと移行できるようにとの配慮といえる。
容量は2M(何度も言うがバイトではなくビット)で単純に先代の4倍のメモリを搭載した事になる。
これにより、さまざま良質ソフトが発売された。また同時に、その特性からかギャルゲー専用マシンの道を突っ走った。
でもいうなら、スーパーCD-ROM2ってただ単にメモリを付け足しただけのマシンともいえるかも。


  マルチタップ

『PCエンジン』で多人数用ゲームプレイするためのコントローラー端子。
『PCエンジン』にはコントローラ用の端子が1つしかなかったので、2人用ゲームなどを楽しむためにはこのマルチタップが必要不可欠。
最大5人までつなげる事が出来、これを実現したユーザーは多人数対戦プレイゲームなどはかなり盛り上がる。
ちなみに3人用もあり。
ただ、このマルチタップを買わないと二人以上でゲームがプレイできないというのはいかがなものかと思う。


  PCエンジンDUO

『PCエンジン』と『スーパーCD-ROM2』が一緒になったもの。値段も2つをそれぞれ購入するよりも安かったので、それなりに売れた。
もっともそれでも5万ほどしたが。


  PCエンジンDUO−R

『PCエンジンDUO』がさらに改良されたもので、いわゆる廉価版。
従来のPCエンジンDUOにはイヤホンジャックやバッテリー接続端子、外部映像出力端子など、どーでもいいような機能がわんさとついていたのだが、それら不必要と思える機能を取り払って廉価版にしたのが、このDUO-Rというわけである。
しかし、様々な拡張機能を取り払ったという事は、いいかえればDUO-Rはコア構想というのを自ら否定した機種ともいえる。
実際、これがPCエンジンの最後の機種となっていた。


  PCエンジン用6ボタンパッド

『ストリートファイターII』が大ヒットしてた時、当然『PCエンジン』にも移植された。
このコントローラーはまさにそれのために発売されたといっても過言ではない。
ぶっちゃけて言えば、普通の『PCエンジン』のコントローラーにボタンが6つついただけのもの。


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