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ゲームパソコン(ソードM5)

 

当時、『ファミコン』を買いたかった私が度重なる売り切れ状態に我慢できなくなり、思わず購入してしまったまさに因縁の8ビットマシン。
発売元はタカラで、値段は5万円ちょいと決して安くありませんでした。
デザインはキーボードにカートリッジを差し込む穴がついてる形で、カートリッジを変更する事により様々なソフトが動きます。
例えるならアスキーのMSXパソコンに近い感じでした。
キーボードはゴム製で押しやすさはまあまあ。
『ゲームパソコン』というネーミング通りにゲームにもパソコンにも使えるというものですが、結局はどっちつかずのものになったんじゃないか?と今では思います。
でも当時は値段が値段だっただけに、元を取るために子供ながら一生懸命遊んでたものです。
一応本体と一緒に『BASIC』ソフトが付属していたので、ごく簡単な計算式や、絵を書いたり(当時子供だった私はコマンド文などは使えるわけはなく、単にアルファベットを並べて記号自体で絵を書いていた)などしてゲームソフト以外の部分でもそれなりに遊んでました。
詳しい性能の方は知りませんが、まあいかにも8ビット機という程度の性能だったんじゃないかと思います。
そしてゲーム用のコントローラーは当時他の機種でもよく見られた縦型コントローラ。
でもこれって今考えるとなんで縦型が多かったのかはなはだ疑問に思います。
なんででしょうね。
方向キーであるパッドはすごく操作しにくい丸型で、しかもボタンはひとつだけと、とても先の時代を見越したものとは思えないデザインでした。
ただ、当時は私もまだ何も知らない子供だったせいか、そんなことはあまり気にしてなかったというのがくやしい。
今にして思うとかなり馬鹿な買い物をしたものです。
結局の所、あまり売れなかったみたいで、製造元のタカラもすぐに撤退してしまいました。
なので購入したソフトはたったの3本。それ以降は買いたくても在庫すら無くて買えませんでした
ソフトのラインナップはおそらく全部で十本くらいで、なぜかディグダグやワープマン、ギャラガなどのナムコ製のゲームが多く見られました。
そして『スーパーカセットビジョン』の項目でも書きましたが、この『ゲームパソコン』と『スーパーカセットビジョン』のテレビへ接続するコネクタの形状はなぜか同じで、当時は『スーパーカセットビジョン』を持っていた知り合いとたまに交換しあったりしてました。

このハード持ってた人っていますか?いたら教えてください。


ゲームパソコンのソフト達


昔なつかしチクタクバンバン

ガッタンゴットン

元々コナミのゲームだったみたいです。 こちらは移植作品ですね。
オリジナル版のはした事がないので、移植のレベルとかは分かりません。
ただ、ゲームとしてはとても面白いレベルでした。
私が買った全3本のソフトの中では一番ゲーム的に優れていたんじゃあないかと思います。
昔ちょっとはやったおもちゃ『チクタクバンバン』(知ってる人います?)みたいな独特なゲーム性は、今でも十分通用するのではないでしょうか。
固定画面クリア型で、ジャンルはアクションパズルでしょう。
ゲームのルールがちょっと変わっています。
プレイヤーは汽車で全ての駅を通過するとクリアです。
が、各ステージはパネル式に分割されていて、それぞれには直線や曲線などいろいろな形の線路の絵が書いてあります。
ステージ内には1ヶ所だけ隙間が空いてるところがあり、この隙間を使ってパネルをずらしていき線路をうまく連結させていきます。
いうならパネルクイズのような感じでしょうか。
操作はパッドでパネルの移動、ボタンで汽車のスピードアップ。
パネルには直線やカーブ、行き止まりなどのいくつかの種類ががあるので考えて動かす必要があります。
ただ、汽車は止まることなく常に進み続けているので、そうゆっくりとやるわけにはいかなく、すばやく考えて行う事が基本です。
そうこうしてパネルの線路をうまくつなげていき、画面に存在する駅(顔が2つ並んでいる所)を全て通過するとクリア。
こうしてみるとパネルに集中していればそんなに難しくなさそうに見えますが、ゲーム中は時間とともにおじゃま電車というものが出てきます。
おじゃま電車はあちこちに出現して、プレイヤーの汽車の邪魔をしてくるので、こいつのせいでただ単純に線路をつなげていけばいいというものではなく、それなりに考えて線路をつなげていくという戦略性が求められます。
おじゃま電車は最高3台出現して、プレイヤーに当たるともちろんミスになります。
ですが、おじゃま電車同士もお互い当たり判定を持っていて、お互いがぶつかる事もあります
これを利用して、うまくおじゃま電車を誘導してお互いぶつけさせることもできます。
これがなかなか面白い。
なんともいえないカタルシスがあります。
私はゲームクリアよりもおじゃま電車を衝突させることばかり狙ってた時もありました。
そうこうしてステージをクリアしていくと、駅の数が増えたり行き止まりのパネルの数が増えたり、どの方向に曲がるか分からないパネルが出て来たりと次第に難易度が上がっていきます。
さて、ゲーム中は線路を通ると点数が入ります。
なので線路の輪を作ったりすると無限にスコアアップが続けられそうですが、ちゃんと対策がとられています。
完全に連結された形の線路に自機が入ると突然タイマー音が鳴り始め、しばらくすると連結された線路内に風車が出現します。
この風車、スピードが異常に速い。 とにかく出たら逃げるのが一番です。
しかも、この風車をどこか他の所に閉じ込めてまた無限パターンをしようとすると、その風車が消えてまた自機のいる線路内に出現します。
無限パターンについてこれほど対策の練られているゲームも当時にしては珍しいです。
しかし、慣れてくると風車もおじゃま電車に衝突させるという遊びも可能です。
これは難しかったけど同じくよくやりました。
このゲーム、後半面辺りはさすがにかなりの難易度になりますが、とにかくゲーム性が優れていたので非常に遊べるゲームでした。
唯一の欠点はやっぱりあの丸型ジョイパッドではやりにくかったということか。

確かゲームボーイで出るとかいううわさを聞いたことがあるので、1度やってみることをぜひともお勧めします。


ボーナスステージはありません。

ギャラックス

『ギャラガ』の移植版です。
『ゲームパソコン』には他にも『ディグダグ』や『ワープ&ワープ』などが移植されており、名前もそのままなのでどうやらライセンスはちゃんと取っていたらしいです。
でもなぜかこのゲームだけタイトル違います。なんか制作側での事情でもあったんでしょうか。
ゲームは基本的に『ギャラガ』と同じで、ちゃんと合体してデュアルファイターにもなります。
ただ、どうも完全移植はムリだった(ということは5万以上もしたくせにファミコン以下の性能だったということですな)ようで、いろいろこまかい所が違います。
まず、なんといってもボーナスステージがない。
『ギャラガ』といえばボーナスステージを一番楽しみにしてる人もいたくらいで、ボーナスステージの無いギャラガなんてレモンの無いレモンティーのようなもの。
そんなに重要な要素をなぜ再現しなかったのか、いまだに分かりません。
そしてグラフィックが単純に。
敵の色数が少ないのはまだいいが、背景に星すら流れないというのはちょっといただけない。
実際の所、星が流れないだけで画面がえらくさびしく感じるものです。
他にも『ギャラガ』では敵が画面外から現れ編隊を組む時、その内の何機かがこちらに体当たりをかましに来るんですが、それがありません。
言うなら、本家よりも簡単になっているということです。実際10面くらいまでなら誰でもいけるでしょう。
あとボーナス用の変身する敵というのもありませんでしたし、本家では面ごとに違った編隊での飛行時の隊列も、こちらではいつも一緒のパターンでした。
他には、画面が多少狭くなったということです。
特に分かりやすいのがデュアルファイター時で、本家では2連装ショットの間には敵が通りぬけられるくらいの隙間があったんですが、今作ではありません。
おかげでショットの隙間をぬって敵が襲い来るということが無く、なんとも簡単になってしまいました。
他にも本家では敵が出揃った時には、その隊列が伸縮してましたが、こちらのは編隊が完成した時点で画面いっぱいなので、とてもそんな隙間はありません。
比率的に画面は70%くらいまでちぢんでると思います。
こんなところですかね。
ゲーム自体の感触は間違い無く名作『ギャラガ』ですが、やってるとやっぱり本家と比べてなんか物足りなさを感じるのも事実。
もっとしっかりと移植してほしかったものです。
あ、そうそう、ステージは全部で多分100面で、98面までは敵がだんだんとスピードアップします。
しかし、ステージ99と100はなぜか敵が異常に遅くなるという変な現象が。
これってなんなのかいまだに分かりません。しかも、100面を突破した時点で敵が出てこなくなり、ゲームがまったく進まなくなります。
これ一体なんだったんでしょうか。
誰かこれについて知ってる人いませんか?(まあ知ってる人いないでしょうが)


パックマン巨大化

スーパーパックマン

このソフトも当時の『ゲームパソコン』のラインナップにあったのでほしかったのですが、買う事が出来ませんでした。


ディグダグの色が真っ白

ディグダグ

これまたナムコの名作ゲームの移植作です。
やっぱりこれも完全移植はムリだったみたいで、いくつか変更されてます。
まず、『ギャラックス』の時と同じく、グラフィックの質があまりよくない。
特にキャラクターの色が一色しかないというのはやり過ぎでは?
ディグダグなんか白一色だし、プーカとかもオレンジ色だけ
しかも、土に潜った時の目なんか白色に変わってしまうし。岩も1色なので、なんか立体感が無い。
他にもディグダグがポンプで敵膨らますシーンでもオリジナルではポンプを押す動きをするのに、何もせずに白いコードが伸びてるだけ。 その上穴掘ってるときも掘ってないときもずっとスコップ持ったまま。
他には画面比率が『ギャラックス』同様でオリジナルよりも少々小さいサイズ。多少狭苦しいです。
このように、オリジナルと比較するとその作りの粗さがかなり目立ってます。
多少辛口な言い方ですが、元のゲーム自体がかなりの名作だったので、欠点を差し引いてもこのゲームが面白かったのは事実。
今でこそ冷静にこのような評価をしていますが、当時はやっぱり面白かったので楽しくあそばせてもらいました。
でもあのコントローラーでのゲームプレイはすっごくやりにくかった。あ、でもこれはコントローラーのせいでしたね。
あと、確かバグがあったっけ。
炎を吐く敵(ファイガだったっけ?)の吐いた炎のグラフィックの一部が、その場に残ってしまうというもの。
もちろんその残った炎に触れると死ぬ
特にスタート地点で多発するようで、これが残ってしまうと再スタート時に必ず死んでしまう
要するにどれだけ残機があってもゲームオーバー確定です。
特にいい調子で進んでいる時にこれが起こってしまった時は悲惨で目も当てられなかった。