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蛍光表示管ゲーム

 

蛍光管ゲームともいわれます。
これは画面を表示する部分を、液晶の変わりに蛍光管を使ったものです。
蛍光管というのは電気の蛍光灯ではなく、ビデオデッキの画面の表示部などに使われているあの装置の事です。
液晶画面と比べて多くの色が出すことが可能なので、液晶画面のゲームに比べてカラフルで綺麗な画面表示が出来ましたが、反面液晶画面に比べて値段が高く、またサイズも大きく、消費電力も多いという欠点もありました。
携帯用液晶ゲームに比べてかなり大きく、本体サイズは大体15センチから20センチほどの箱型。
また電力の消費が多いので、ゲームをプレイするには単2あるいは単3電池を4本から8本も使用しなければならず、それでも寿命は数時間くらいしかもたないものでした。
値段も携帯用液晶ゲームよりも少し高めの8000円前後。
このように『蛍光管ゲーム』は携帯用液晶ゲーム機に比べて、高価で大きいという色々なハンデを背負ってましたが、液晶よりも画面が綺麗という利点を生かして、アーケードゲームの移植を主なプラットフォームにし、活路をみいだしました。
『パックマン』や『クレイジークライマー』、『フロッガー』などが移植され、後期になると『ギャラクシアン』や『スクランブル』といったものまでが移植されました。
もっとも完全移植というわけにはいきませんでしたが、液晶とは違ってカラー画面なので雰囲気的にもこちらの方がオリジナルに近いものを味わえました。
もともと当時のゲーム機はアーケードの移植ものがメインだったので、この蛍光管ゲームはそれなりに成功したんじゃないかと思います(使い勝手は別として)
実際私の知り合い内でもほとんどが一台は持っていたくらいでしたので、普及度もわりとあったのでしょう。
しかしながら、『ファミコン』などの家庭用テレビゲームの普及によって、これらの存在意義はほとんどなくなり、以後蛍光管ゲームは登場しませんでした。
テレビゲーム普及前後に一瞬だけ光の放ったハードというべきですか。
いまではもう懐かしい思い出です。


蛍光表示管ゲーム機達


ドンキーコングみたいなの

キングマン

まさに上記の通り、ドンキーコングみたいな蛍光管ゲームです。
画面の上方には大きなコングがいて、小さなコングを投げつけながら主人公を妨害してきます。
主人公はジャンプを駆使て左右に進みつつ、最上階を目指します。
画面の端にある扉に入ると一段上に登れます。
たまに大きなコングが扉をふさぐ事があるので、その際には消えるまで待つ必要があります。
主人公はハートを取る事によって、一定時間無敵になれます。
この時はチビコングや扉をふさぐコングなども倒せるのでバリバリと進めます。
ステージ1はもろにドンキーコングみたいなのですが、進むにつれ足場に穴があいていたりするステージやチビコングが上方から降ってくるステージといった、ちょっと独特なステージなどもあります。


2人対戦が出来るのが珍しい。ゲームデザインも珍しい

ペイントローラー

多分、アーケードの『クラッシュローラー』というタイトルの移植で、なぜか対戦式の蛍光管ゲームになっています。 
分厚い本を寝かせたような青色の本体に、中心から蛍光管画面が垂直に立っているというもの。
両面に画面が表示されるという珍しい構造になっていいて、対戦時にはお互い向かい合う姿勢でおこなわれます。
ゲームはレバー1本のみで、ペンキのはけである主人公を操作して、迷路状のステージを全て塗りつぶすとクリア。
もちろんモンスターの邪魔も入ります。
触れるとやられるので基本的に逃げるしかありません。
しかし、画面にはローラーというものがあって、それをうまく使うとモンスターを倒す事が出来ます。
ちなみに回数制限はありませんが、ステージをクリアせずにモンスターを倒してばかりいると次第に数が増えてきます。
そしてしまいには画面中がモンスターで埋め尽くされます
プレイヤーの邪魔をするのはモンスターの他に猫(多分)がいて、こいつはプレイヤーの塗りつぶした場所を次々消していきます。モンスターと違って触れると退治できるので、出現即撃退。
このゲームの特長である2人対戦では、1プレイヤーがペイントマンを操作し、2プレイヤーはモンスターを担当します。
基本的にやることはいっしょですが、モンスター側はまだ塗ってないエリアで『待つ』という卑怯な行為が出来るので、対戦はあまり盛り上がりません。
ちなみに私がこのゲームで一番熱中したのは、前述したローラーでのモンスター倒しまくりです。これでモンスターを15匹ほどまで増やした事があります。
画面がモンスターであふれかえってすごいものでした


がんばって再現しています

クレイジークライミング

あの有名なゲーム『クレイジークライマー』の蛍光管ゲームです。
もちろんあの2本のレバーも(少し小さいですが)完全再現されています。
特によかったのが音楽で、シンプルな音ですがオリジナルと同じメロディが流れるのが良かったですね。
さすがに蛍光管ゲームでアーケード版を完全再現とまではいえませんが、それでも2本のレバーや窓の開閉、植木蜂を落としてくる住人などがいたのはうれしい。
そういえば鳥もいましたね、でも鳥の音楽がならないのは残念。
ミスした時の落ちるシーンでは、ビルの窓を途切れ途切れに表示してうまく落ちている感じを出しているのがうまいと思ったものです。
窓の開閉が一瞬でおこなわれたり、屋上でヘリがいないなどのまあ細かいところではかなり違うのですが、まあこれは蛍光管という特性を考えると仕方ないことです。
それでも当時小学生だった私にはとても面白いゲームで夢中になって遊びました。
ただ、当時の蛍光管ゲーム全般に言える事ですが、電池の寿命が短かったのだけは何とかしてほしかったですねえ。


マジですごい完成度

スーパーギャラクシアン

ナムコの『ギャラクシアン』を蛍光管ゲーム化したものです。
昔の事なのであまり鮮明に覚えているわけではないですが、とにかく完成度が高かったものでした。
本当にギャラクシアンの特長をうまく再現していて、コントローラは金属製のスティックに押しやすいショットボタン、そして本体の形はアーケードのアップライトのような形になっていてカッコイイ形でした。
一番すごかったのはなんといってもグラフィック。
もちろん今のゲーム機とは比べ物になりませんですが、当時の蛍光管ゲームの中でもずば抜けてカラフルできれいな画面だったものです。
なんでも、色数は蛍光管ゲームの中では最大の5色を使っていたそうです。
ギャラクシアンといえばインベーダーとは違って敵が直接こちらに飛来してくるのが特長ですが、このゲームでもバッチリと再現されています。
その奇跡も非常に多数のパターンがあり、手応えのある仕上がりになっていました。
画面をよくみてみると飛来用の絵(蛍光管の部分)が隙間なくびっしりと書き込まれてあり、製作者の執念すら感じられるほどです。
またゲームオリジナル要素としてドッキングというものもありました。
でもこれに関してはどんなのか忘れてしまいました。 確かムーンクレスタのようなシステムだったような……。
とにかく、蛍光管表示ゲームとしてダントツの完成度を誇るゲームだったのは確かです。
私もかなり長い間遊んでました。
そして電池もそれに比例して沢山消費しましたけど……(苦笑)


オリジナルを忠実に再現してあるのがすばらしい

スクランブル

コナミの同名のアーケード作品の移植です。
『スクランブル』というと横スクロールゲームを語る上でははずせないほどの名作。
それを見事に再現したのには本当にうれしかったものです。
当時は子供は気軽にゲームセンターには入れなかったので、ゲームセンターのゲームが出来る蛍光管や液晶ゲーム機の存在はうれしいものでした。
そのなかでも移植度という点では、このトミーのスクランブルは『ギャラクシアン』と並んで蛍光管ゲーム機の中ではダントツではないでしょうか。
自機は上下にしか動けない、ボタンが1つになったなどの制限がつきましたが、自機にはちゃんと前方のビームと斜め下への爆弾が装備されていて、またステージも最初のステージからUFOとの激戦、隕石ステージ、要塞ステージなど全ステージが入っていて、最後にはオリジナルステージでの要塞との一騎打ちがおこなわれます。
そしてなんとオイルタンクを破壊して燃料を補給するというところまでもが再現されているのには脱帽。
蛍光管では細かい表示は苦手なのですが、それでも1つのマスの中に5つものキャラのパターンを作りさまざまな表現をしているのはさすがです。
冗談抜きで蛍光管ゲームの中では『ギャラクシアン』と並んでトップに君臨する作品といっても過言ではないと思います。
当時私はこれを持ってなくて、よく友達と自分の『ギャラクシアン』と交換してやったものです。


本体の形状ががすごくパックマンらしい

パックマン

まず、まっ黄色な丸型ボディがユニーク。
画面がちょっと小さいが、なんか『パックマン』らしくてとても好感が持てます。
さて、ゲーム内容はご存知画面中のドットを全て食べる事。
マップ構成などさすがに違いますが、基本はアーケードそのまんまですね。
もちろんパワーえさやモンスターの存在もあり。
しかしこの蛍光管版の『パックマン』、蛍光管ゆえの制限か、常に左を向いたままで振り向く事が出来ません。
なもんでえさを食う時にはいちいち右から左に進んで食わなければならない
オリジナルにはまってた人には、すっごい違和感を感じます。
でもパワーえさ中、モンスター食う時にはなぜか左からでもOKというあたりがなんか適当
ゲーム展開は少々遅めで、スピーディなオリジナルとは程遠いです。
原因はキーの反応の遅さですかね。
でも決してこれ自体が面白くなかったというわけではなく、これはこれで面白いゲームでした。
特に本体の形や音楽など、雰囲気はかなり忠実にパックマンしてるのはいいところです。
右向きのみという制限も、これまた本家とは違った攻略のしがいがあって面白いものでした。


CMでやってたので本当に水に浮かぶものだと思ってました

フロッガー

蛍光管ゲームです。
昔のゲームですが、当時ゲームをやっていた人にはわりと有名なタイトルではないでしょうか。
ゲームはアーケード版そのままの展開で、ちゃんと前半の道路や蛇、流木などが再現されています。
印象的だったのは蛇で、見かけはどう見てもミミズでした。 あと出現時には異常にうるさい効果音がなったものです。
ゲーム自体はなかなか楽しめるものでしたね。
そうそう、実はこのゲーム、当時テレビで宣伝もしてました。
まだ子供だった私は、その時に本体が水面に浮かんでいるというシーンがあったのを見て、カエルが主人公のゲームという印象もあいまってか、本当に水に浮かぶものだと思ったものです
実際持ち主の友達をそそのかしました
彼が本当に水に浮かべたかどうかは知りませんが


ルパン三世とはまったく関係ありません

ルパン

『ルパン三世』というと今やほとんどの人が知っているほどの人気アニメ。
この蛍光管ゲーム機のタイトルは『ルパン』ですが、マンガの『ルパン三世』とはまったく関係がありません
多分海外小説などの怪盗ルパンを題材にした模様(ルパン三世のご先祖様ですね)
なんといってもパッケージがシルクハットに黒マント、妙なアイパッチをつけているのからも伺えます。
でもゲーム画面でのルパンがどう見てもルパン三世にしか見えないのは私だけでしょうか?
そんなルパンがゲーム中は3つのステージを駆け巡りながら金庫を目指します。
操作は4方向ボタンにショットボタンが1つ。
余談ですがこの4方向ボタン、どう見ても8方向用に作られたとしか思えないような形をしているのが不思議です。 ちなみにキングマンと同じ形です。
そしてショットボタンでは銃(?)を撃つ事が出来ます。
ステージ1では3つの部屋にある鍵を集めるのが目的。部屋のドアは一定の間隔で開いたり閉じたりするので、タイミングよく行う必要があります。
もちろん道中には警備員(らしき物体)がうろついていて、触れるとミスになります。
もちろんわれらがルパンはただ逃げるだけではなく、銃を使って攻撃する事が出来ます。
が、ヒットしてもしばらくの間気絶するだけです。
ルパンはおそらく麻酔銃を使っているのでしょう。
そして鍵を3つ回収した後は出口に行くとステージクリア。
次のステージ2ではなぜかシューティング面。
スパンは画面左から現れる警備員を次々と銃で撃ち倒していきます。
しかも、どうもこの時ルパンは前回とは打って変わって実銃を使っているようで、撃たれた警備員は消滅します
それにしても、なんとも派手な怪盗もいたもんです。
本家の怪盗ルパンってこんなやつでしたっけ?
とにかく一定数の警備員を倒すとステージ2クリア。
最終面であるステージ3は、複雑な迷路内に散らばる沢山の鍵を回収するもの。
言うなら、ステージ1がややこしくなって鍵の数が増えたものです。
迷路が多少ややこしくなっていますが、基本的にやる事はステージ1と同じです。
全ての鍵を集め見事金庫室まで辿り着くと、なんかボスらしき物体(としか表現しようがない)を打ち倒すようなシーンが流れ、そして財宝の部屋に辿り着いてボーナス点が入ります。
その後はまたステージ1からスタート。少し難しくなります。
ステージ毎にそれなりに展開にメリハリがあったので、割と長く遊べる蛍光管ゲーム機でした。
私はこのゲーム機は親にせがんで買ってもらったもので、かなり思いでのある品です。
ついでに消費した電池の量もかなりのものです。
でも、そんなに電池代におこずかいをつぎ込むくらいならちょっと金ためてACアダプタを買ったほうがよかったやんけーと今更ながら思いますね。


縦画面のカーチェイス

レースンチェイス

確か、本体の色は水色だったと思います。
確かゲームはカーチェイス物で、プレイヤーは自動車を操作して画面上部を逃走するバイクを追いかけるというもの。
他にも一般車が沢山走っているので、それらに当たらないようには知らなければなりません。
時たま逃走バイクが銃で攻撃(当たるともちろんミス)しますが、その際にプレイヤーは一段階バイクに近づく事が出来ます。
先に進めば進むほど、敵の攻撃や他の車を避けづらくなるので、とにかく難しいゲームでした。
そうでなくても全体的に非常に難しく、当時私もまだ幼かったとはいえほとんど序盤でやられてばかりでした。
いつまでたってもまるで先に進めず、しまいには分解して壊してしまいました


前に進むとスピードアップする変なレースゲーム

FLグランプリチャンピオン

え〜と、蛍光管ゲームですが、これに関してもあまり記憶残っていません。
だもんでこの文章だけでどんなゲームか分かる人はマジですごいです。
確か本体の色は白色だったような……? そしてちょっとオレンジが混じっていた所がありました。
ゲームはレースモノで画面の奥に向かってひたすら走るという単純なものです。
操作は確かレバー一本だけだったと思います。
面白いのがスピードのシステムで、画面の一番下にいるとまるでスピードが出ません。 そして敵車にも次々抜かされていきます。
スピードアップするには、前進する事。
どういうことかというと、アクセルとかそういう物は無く、画面の上の方に行けば行くほどスピードが上がります。 視覚的にとても分かりやすい。
スピードは一段階ほどのアップでは大した事はないのですが、これが2、3段階とアップするにつれてどんどんスピードが上がっていきます。
それにつれて敵車を追い抜くスピードも上がるので、気を抜くとあっという間にぶつかってしまいます。
しかも、画面の上に行くと必然的に敵車の迫る間隔が狭くなるのでさらにあたりやすいという。
とにかくそういうシステムなので、私は2段階アップがやっとでした。
でも今考えるとなかなか面白いシステムのゲームだと思いますね。
これやった事ある人いますか?
いたら教えてください。


ブーメランな本体

FLガンプロフェッショナル

これも名前忘れてしまいましたが、蛍光管ゲームです。
ゲームの内容は西部劇の一騎撃ち。
画面の左右に一人ずつガンマンが表示されていて、それを移動させながらお互い撃ち合うというもの。
しかし一騎撃ちといっても、ガンマン達は上下にしか移動できずお互い近づく事が出来ません。
で、ガンマン達の間にはサボテンが存在して、これを壁にして攻撃をかわすことが出来ます。
しかし4発弾が当るとサボテンは壊れてしまいます。
また、サボテンのほかにガンマン達の間にはなぜか馬車がうろちょろしていて、これに弾を当ててしまうと点数が減ります。
いかに馬車に弾を当てないようにして相手を倒すのかがポイント。
私なんぞはとにかく撃ちまくってばかりだったので、どれだけ敵を倒してもずっと点数は0点でした(笑)
このゲーム、本体の形が特徴的で、ブーメラン型というものですか。
対戦用として作られているゲームなので、左が1P用で右が2P用という形になっているのですが、本体の形がブーメランという事もあってか、コントローラの形は左右対象。
なので、1Pと2Pでは操作感覚がまるで違うものでした。
印象的だったのはプレイヤーのミスした時の音楽(葬送曲)でしたね。


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