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光速船

 

一部で有名、光速船。
多分、『ユーズド・ゲームズ』という雑誌でも紹介されたことがあるので、知ってる人けっこういるかも。
当時の家庭用ゲームの形とは一線を画したような設計のゲーム機、それが光速船です。
なんと言っても他の家庭用ゲームの画面が一色、または何色かの色で粗いドットのキャラクターを表示していた時代、このゲーム機のベクタスキャン方式はとても斬新でした。
詳しくは知りませんが、ベクタスキャンとは既存のドットで画面を描画する方法とまったく違う方式で行う描画方式で、これによりファミコンなどでよく見られるドットのギザギザが出ないという画期的な方法でした。
まあ、その代わりに画面には一色しか表現出来ないという制限がありましたが。
あと、描画がドット絵ではないので、スプライトでの爆発パターン等はなく、物が壊れる時の表現はバラバラになるというものでした。
当時の他のゲーム機の爆発パターンがせいぜい1、2パターンくらいのアニメーションだったので、光速船でのガラスが砕けるようなバラバラ爆発パターンは、なかなかにイカスものでした。
あとデバイスもぶっ飛んでいて、この時代にアナログスティック&4ボタンという当時のゲーム機では考えられないコントローラーでした。
ボタンが多いというのはアルカディアとかでもあったけど、アナログスティックというのがすごすぎ!
そして普通、家庭用ゲーム機というのは本体をテレビに接続するという発想が普通なのですが、光速船は本体とモニタが一緒になっているという、まるでラップトップパソコンみたいなデザインでした。
モニタは縦型で、右側の下らへんにカセットの差込口がありました。
そしてモニターの下のほうにコントローラーを収納するというデザイン。
とにもかくにも、システムから設計からデザインまで、とっても斬新な発想で(言い替えればぶっ飛んでいる)あふれるゲーム機、それが光速船です。
ただ、さすがにこれだけのスペックだったので、値段もすばらしく高価で50000円台という。
なので、売れませんでした。
私もデパートのおもちゃコーナーで100円10分間プレイのやつを何度かしたことがあるだけです。


光速船のソフト達


スターラスターの原型?

HARMAGEDON

昔、子供のころにこのゲーム械をおもちゃ屋で見かけた事があります。
このゲーム機、販売品というよりゲームセンターのゲームみたいな扱いでした。
確か100円で10分プレイだったと思います。
私も当時はおもちゃ屋でなけなしの大枚100円をはたいて遊んだものです。
で、このゲーム、『HARMAGEDON』ですか。
数回だけプレイしたことがあります。
ゲームは『スターラスター』(今だったらシンプルなフライトシミュレータという感じ)みたいなコックピット画面に照準のみ。
あ、あとなんか数字らしき物が表示されてたみたいだけど覚えてないです。
敵を照準に合わせ、次々に撃破していくゲームです。
使うボタンは確か2つあって、ひとつはビームの発射、そしてもうひとつは照準がウィーンとかなってミサイルのロックオンみたいなアクションをするものでした。
でも当時はなにぶん私は子供だったので、この照準のボタンの意味がわからず、ただ適当にビームボタンのみで敵を撃ちまくっていき、最後には弾切れでやられるというパターンでした。
そう、このゲームには弾切れがあったのです!
そうなるともはやなにも出来ず、破壊されるのを待つだけ……でした。
なのでゲームでは途中で弾を補給する必要があります。
その方法はあの照準のロックオンみたいなボタンで、敵より一回りでかい大型船みたいなのをロックオンするというものでした。
当時はそんなことは知る由もなく、いつも弾切れになるまで撃ちまくってゲームオーバーというパターンでした。
そのため、あまり面白いゲームではないな〜と思ったものです。
でも、このゲーム気がおもちゃ屋の店頭から姿を消す少し前、まったくの偶然に、弾の補給が出来るということに気付きました。
それまではその補給船も敵ともども破壊していたものです。
そして弾補給システムの仕組みに気付き、今度からはもっと先に進めるぞと思って後日、再びおもちゃ屋に足を踏み入れましたが、なんと言うことか、そのゲーム機はおもちゃ屋の店頭から姿を消してしまいましたとさ。


わりと完成度は高かったかも

スクランブル

高速船版の『スクランブル』です。
最近とある本で高速船特集を読んで、久しぶりにこのゲームを思い出しました。
なんか一応ライセンスも取っていたらしく、わりと完成度は高かったようです。
確かに当時の記憶にも、けっこう面白いゲームだったという思い出があります。
これも『HARMAGEDON』と同様、おもちゃ屋の店頭で100円10分プレイをしたことあるだけでした。
ゲームの方は今思い出してみると、やっぱりライセンスとっているだけあって、なかなか似ていたなあと思います。
地形やシーン展開もけっこうそっくりだった様な気がします。
そしてグラフィック。
高速船は『ベクタスキャン』という方式でグラフィックを描画しているので、当時のほかのゲームとは一線を画す独特の画面でした。
縦長の画面に、自機や敵とかのオブジェクトは線画。
多分、今の人が見たらほとんどの人が『ワイヤーフレームにそっくり』というでしょう。 大体そんな感じです。
そして敵とかの爆発シーンなんかも、他のゲーム機のとかだったらアニメーションパターンで表示するのですが、このゲームでは爆発はなく、バラバラになります。 Windowsのスクリーンセーバー『爆発』みたいな感じです。
でも、当時のゲーム画面でのアニメーションといったらまだまだ荒いものでしたので、このゲームでのばらばらになるシーンは、なかなかにきれいなものでした。
オリジナル自体がとても完成度の高い作品だったので、このゲームもなかなかに面白いものでしたが、やはりおもちゃ屋さんから姿を消したその日以来、一度も触れることはありませんでした。