移植ではありません
これがタイトル画面だ。 イカス!  デモシーンの画像は取り込みなのか、リアルで大迫力


エイリアンvsプレデター

Aliens vs Predator


IGS スーパーファミコン


 ストーリー
西暦2493年。
人類は、銀河系以外にまで、行動圏を広げていた。

地球型惑星『ベガ4』のニュー・シャンハイで、地下鉄工事を行ってる際、
危険な寄生生命体の卵が発見された。

眠りから覚めたエイリアン達は、人類への寄生を開始した。
人類は、力の限り戦った。
しかし、エイリアンたちの前には、人類の力は及ばなかった。

人類は最後の手段として、全宇宙に向けて救援信号を送った。
その間にも、エイリアン達は寄生と破壊を繰り返している。
はたして、人類に助けはやってくるだろうか。

ベガ4からの救援信号を受信したのは、エイリアン狩りを行っている、プレデターであった。

エイリアンといえば二重構造の顎。 一体どういう生体構造なんでしょうね。  エイリアン、跳梁跋扈するの巻

片や他生物に寄生して成長する女王を中心とした蟻のような社会構造を持つ生命体、片や高度な科学力を有し暴力性溢れる戦いと狩りを求める生命体。
エイリアン』と『プレデター』。
ご存知、SF映画好きなら誰もが知っている、大人気の地球外生命体です。
いまだに根強い人気を誇るこの二大生物、もしも彼らがお互い戦ったらどうなるのか?という発想から、エイリアンvsプレデターはコミックス(アメコミ)化され、ロングランヒットとなり、さらに2004年8月には映画化も実現されました。
もちろんゲーム化もされ、私の知ってる限りでは、アーケード、PC、ジャガーなど、色々なハードにエイリアンvsプレデターのゲームが登場してます。

で、今回紹介するのは、SFC版のそれ。
SFC版ということから、一見アーケード版からの移植っぽく見えますが、アーケード版とは一切無関係です。
なんといってもメーカーからして違いますし。
まあ、ゲームの内容が格闘アクションという面は似てるかもしれませんが。
ちなみに同じ格闘アクションということから、SFC版はアーケード番のパクリとか言ってる人もたまにいたりしますが、しかしそもそも両者の登場はアーケード版が1994年なのに対し、このSFC版は1993年と一年早いので、パクリとかいうのは間違ってます。
そうそう、面白いのは、エイリアンvsプレデターのゲームは、SFC版、アーケード版だけでなく、ジャガー版、PC版も全てがそれぞれ異なる会社によって作られたモノだということですね。
共通しているのは、エイリアンとプレデターが戦うという内容だけ。
版権モノでは、同じタイトルでありながら異なるメーカーが異なるハードでリリースするということはままありますが、しかしそれにしても、ここまで見事にばらばらな形で別メーカーから別ゲームとしてリリースされたというのも、珍しいかもしれませんな。
さて、それでは肝心の内容について語ってみましょう。
クローを仕込んだ腕でアッパー! あーっとエイリアンが大きく吹っ飛ぶ!  ジャンプキック一閃! エイリアンをぶっ飛ばせ!

 ゲームの概要
SFC版のエイリアンvsプレデター(以下エイプレ)は、格闘アクションゲームです。
プレイヤーは惑星ベガ4に降り立ったプレデターとなり、別に人間に味方しているわけではないですが、とにかくエイリアン狩りに精を出します。
ちなみにゲーム中に人間は一切出てきません。 ストーリー上では人間も出てきそうな感じで語られてますが、実際に出てくるのはエイリアンとプレデターのみです。
基本的なシステムはファイナルファイト型、ダブルドラゴン型とも言うべきもので、奥行きのあるフィールドを進みながら次々に出現するエイリアンをアチョアチョばったばったとなぎ倒していきます。
前6面構成で、各面の最後にはボスキャラが待ち構えています。
このボスエイリアンですが、コウモリ型、ヘビ型など、映画エイリアン3で登場した犬エイリアンみたいな、他生物と融合した感じの外見がちょっとユニーク。
そんなこんなでボスを倒すと、ステージクリア。 最終面であるステージ6のボスを倒すと、オールクリアでエンディング。
ちなみにステージ間では、映画みたいな字幕有りのデモシーンの演出が挿入され、雰囲気を盛り上げます。
ここでワオワオワオーン!とプレデターの叫び声が挿入されます。  何気に各ステージのボスの事を説明しているシーン

 ザ・ワザ
プレデターは様々な技を駆使し、エイリアン狩りを遂行します。
まず、攻撃ボタンでパンチ攻撃。
パンチは連打が効き、また敵にヒットさせるとパンチX2>ボディブロー>アッパーのコンボとなり、最後のアッパーで敵を吹っとばしダウンさせる事が出来ます。
ワンセットで結構なダメージを与えれるため、このゲームの基本的な攻撃といえるでしょう。
次につかみ攻撃。
プレデターは、ボスと幼虫を除く通常のエイリアンには、ある程度接近する事でつかむ事が出来ます。
つかんだ状態で攻撃ボタンを押すと脳天に肘撃ち。 3発ヒットさせるとダウンしますが、ダメージが小さいのが難点。
そして方向キーを入れながら攻撃ボタンでアッパー。 通常攻撃同様、こちらも敵をぶっ飛ばしつつダウンさせる事が出来ます。
ちなみに横、上、下と、方向キーを入れる方向によって投げる方向が変わります。
ダメージそのものは変わりませんが、しかし下投げと上投げは、何気に攻略する上では超重要です。
ジャンプボタンを押すとジャンプ。
ジャンプ中に攻撃ボタンを押す事でジャンプキックが出せます。 ジャンプキックは攻撃力こそあまり大きくないものの、判定がわりとデカいので、遠距離から敵を攻撃するにはもってこいの攻撃です。
そしてジャンプキックと攻撃ボタンを同時に押すと旋風脚。 こちらは回転しながら蹴りを出す技で、さらに判定の大きいジャンプキックというべき技です。 威力も高い。 でもプレデターが旋風脚を使うのはどうかと思う。
レバーを二回素早く入れるとダッシュ。 通常よりも素早く移動できます。 ダッシュ中でも敵をつかめるのがミソ。
ダッシュ中に攻撃ボタンでスライディングキック。 スライディングキックは敵をダウンさせる事が出来る上に、足元を這う幼虫エイリアンを攻撃できるので重宝します。
ショットボタンを押す事でショルダーキャノン。
エネルギーをチャージして、映画でおなじみ、肩口から放つ飛び道具『ショルダーキャノン』を撃てます。
撃つためには若干のタメが必要ですが、しかし威力がかなり高くなおかつ遠距離を攻撃できるので、手強いザコを攻撃するのにはもってこい。
ただ、撃つと若干の体力を消耗するのが欠点。 いわゆる、ファイナルファイトの必殺技的存在です。 ただ、完全無敵ではありません。
余談ですが、爆発系だったアーケード版エイプレのキャノン砲と違い、SFC版のはキチンと貫通するレーザー系の武器になっています。
ショルダーキャノンは、パワーを最大までためることによりサンダーキャノンを放つことができます。
サンダーキャノンは威力が極めて高く、雑魚敵ならば一撃粉砕可。 ただ、タメ動作がかなり長く体力の消耗が相当大きいため、威力は高いながらも使い勝手はイマイチ。
ズバッ! ショルダーキャノン発射! 飛び掛ってるエイリアンの腕が長いぞ  サンダーキャノン発動。 ワオワオワオーンとプレデターの叫びとともに雷が!

 ザ・アイテム
多彩な技を駆使してエイリアンどもをちぎっては投げちぎっては投げしていくプレデターですが、さすがに多勢に無勢はいささか苦しい。
そこで頼りになるのが、各種アイテム類。
アイテムはエイリアンを倒す事で出現し、プレデターの助けとなります。

 ・ブレードディスク
映画でも出てきた円盤状の刃物。
1発限りの飛び道具で、威力はそれほど高くないながらも、離れた場所から敵を攻撃できるのが強み。

 ・スピア
これまた映画で出てきた『槍』。
外見がなんか違うけど気にするな。
ブレードディスクと同様に1発のみの使い切り飛び道具ですが、こちらは威力がディスクよりも高く、また貫通能力があるので敵をまとめて攻撃できるのが利点。
一発しか撃てないのであやり役にたたなそうに見えますが、しかしかなりディスクとスピアはかなり頻繁に出てくるため、使う機会は多いです。

 ・薬
ライフが少量回復します。
またこのゲームはライフ回復の機会が非常に乏しいため、出るととてもうれしいアイテムです。

 ・肉
ライフが全回復します。
めったに出てきませんが、しかし裏を返せばそれだけ価値のあるアイテムです。
ちなみに、どういうわけか2個連続で出てくる場合が多く、無駄な事この上ないです。

 ・肉2
ライフの上限がアップします。
上昇量はほんの僅かですが、アップした上限値はゲームオーバーになるまで有効なので、攻略する上では何気にかなり重要なアイテムです。

 ・エイリアンの頭蓋骨
映画では、プレデターは狩った獲物の頭蓋骨を標本にするという描写がありましたが、まさにそれをゲームでも再現しているわけですね。
取ると得点が入ります。
ちなみに実際のエイリアンと頭蓋骨のサイズがずいぶん違うけど、あまり気にしないように。

 ・光学迷彩
プレデターといえばこれ、周囲の光を屈曲させて姿を消す、光学迷彩。
このゲームではそれがキチンと採用されていて、丸いボール状のアイテムをとると一定時間姿が極めて見えにくくなり、エイリアンの攻撃を受けにくくなります。
おお!これこそプレデターだよヒャッホウ!
……といいたいところですが、プレイヤーにとってもプレデターの姿が極めて見えにくくなるので、位置を把握するのがムチャクチャ難しくなるという間抜けな欠点もあります。
ついでにいうと、このアイテムはまったくといっていいほど出てこず、ゲーム開始時に落ちているひとつを除けば、最終面までに1〜2つ出ればいいほうで、全くでない事もしばしば。
まあ、たくさん出てきても余計にプレイしづらくなんですけどね。
パンチに見えますが、スピア投げてるんですよ、一応。 そこ、キャラパターン使い回しとか言っちゃダメ  下に降り立つと、そこにはエイリアンの卵が…

 グラフィックはそこそこ
このゲームのグラフィックは、SFCなだけあって、そこそこ綺麗。
まあ目を見張るほど美しい、といえるほどのレベルではありませんが、それなりに見れるレベルにはなってます。
それなりにエイリアンとプレデターの特徴を出しているグラフィックで、プレデターはちゃんとプレデターしてるし、エイリアンもちゃんとエイリアンしてる。
ただ、エイリアンが中腰前屈みなのでちょいチビ気味に見えるのが、少し威厳不足か。
その分、ボスのでかさで帳消しにしている、ともいえますが。
ボスの強さはともかく、グラフィックの迫力はなかなかです。 飛び回るコウモリ型やピョンピョン跳ねるサル型、下半身がヘビ型のエイリアンは結構デザインが斬新。
まあもっとも、このグラフィックのレベルは静止画で見た場合の事で、アニメーションに関してはちょっとうーんな感じですが。
なんと言ってもキャラパターンが少ない。
吹っ飛びアクションがみな同じ、ダッシュと歩きのモーションが同じ、起き上がりアニメーションが無い(一瞬で起きる)、ディスクとスピア投げのアニメーションがパンチと同じ、スライディングと吹っ飛びポーズが同じ、などなど。
もうチョイアニメーションパターンが多かったらよかったんですけどねえ。 ここら辺がマイナーゲームらしいといえばらしいですが。
エルボードロップ!エルボースタンプ!そしてベルリンの赤い雨だ(笑)  竜巻旋風脚!じゃなくてふつうの旋風脚! 攻撃判定でかいぞ

 ゲームとしての出来はゴニョゴニョ…
このゲーム、グラフィックやキャラのアクションやらはエイリアンとプレデターの雰囲気をそれなりに再現しているので、見た目的にはあんまり悪くないです。
ではゲームそのものはどうか?というと、正直なところ、グムー…といってしまうような出来だったりします。
ぶっちゃけ、ゲーム自体の出来はあんまりよくなくて、なんとなくショボイ、と。
ではどこら辺がそうなのか、詳しく語ってみましょう。

 ・大味なゲーム
SFC版エイプレは、ファイナルファイト系の中ではわりと大味なゲームです。
その原因の詳細は順次説明していきますが、まあとにかく、プレイしてると細かい戦略だの多彩なアクションだののはいる余地はあまりなく、やってる事は基本的にワンパターンなのがなんともいえない。

 ・重ったるい動き
とにかく全般的にキャラの動きがもったりしてて重いです。
技がボタンを押してワンテンポ遅れて出るって感じで、スピード感があまりない。
パンチからのコンボも『バシバシバシバシ!』ではなく、『バシ、バシ、バシ、バシ』てな感じ。
まあ、スピード感がないなら動きにずっしりとした重量感があってくれればいいんですが、しかし効果音がしょぼいのでそれもあまり発揮されてません。
映画であるような、次から次へとめまぐるしく襲い来るエイリアンどもをドバドバ蹴散らしていく感じではなく、そこらへん魅力に欠けます。
一応、ボスキャラだけは異常に速い動きでスピード感満点だったりしますが。

 ・クリア後の体力回復なし
意図的なのはミスなのかは知らないのですが、とにかくこのゲームではステージクリアしても体力回復しません。
体力回復アイテムはあるのに、クリアで体力は回復しない。
なぜに?

 ・一度に二体しか出て来ない敵
このゲームは、スプライトの関係からか、基本的に一度に二体ずつしかエイリアンが出てきません(幼虫除く)。
おかげで乱闘気分があんまり出ない。
SFC版ファイナルファイトでさえ3体敵が出てくるのに。
まあ一応、エイリアン一体一体の攻撃判定が妙にでかいため、二体しか出なくても結構手強かったりするんですが、でも乱闘型格闘アクションとしてみるといささか迫力不足な感は否めません。

 ・一人プレイ専用、でも同時プレイは可能
乱闘型アクションゲームなのに、一人プレイ専用です。
一度に敵が二体しかでてこないのに、一人プレイ専用です。
乱闘型アクションゲームは、多数の敵味方入り乱れて戦うのが醍醐味なのに、このゲームでは敵二体、プレイヤーは一体だけ。
こんなんで盛り上がるわけがない。
ああちなみに、協力プレイは出来ませんが、二人同時プレイは可能です。
どういうことかというと、このゲームには本編とは別に対戦モードが用意されていて、プレイヤーはそれぞれエイリアンかプレデターのどちらかを選択し、対戦プレイをする事が出来るわけです。
格闘アクションというジャンルで、協力は出来ないのに対戦は可能というこの奇妙さ。
でも、敵であるエイリアンをプレイヤーが使えるというのは、ちょっと魅力かも。
…もっとも、所詮はオマケ的なものなので、対戦バランスもクソもあったものじゃないですが。

 ・少ない敵のバリエーション
前述したようにこのゲームでは、敵は一度に二体しか出てきませんが、それにトドメを刺すかのように、敵の攻撃パターン(というか敵の種類)が少ないです。
はっきり言ってしまえば、エイリアンの攻撃手段(種類)は、接近しての引っ掻き、飛び掛かり引っ掻き、酸吐き、体当たりの4種類だけ。
さすがに少なすぎですな。
しかも移動そのものも、この4つの攻撃手段を行うための直線的行動しかしないときたもんだ。
引っ掻きエイリアンならひたすら一直線に接近してくる、飛び掛かりエイリアンならY座標が合うとひたすら飛び掛ってくる、酸吐きエイリアンならY座標が合うと酸を吐いてくる、体当たりはひたすら一直線に体当たりしてくるだけ。
見事なまでにバリエーションに乏しいです。 複雑な立ち回りなんてありゃしません。
でもその代わり、引っ掻きを除く3種類の攻撃はやたらに攻撃判定がでかくなっていますが。
特に飛び掛かり引っ掻きは出してくる頻度が高い上に異様に判定が強く、出されると避けようがないほど。 少ない攻撃手段を補うためか、露骨なまでに強力です。

 ・単調でダラダラ続く展開
敵が二体しかでてこない上に、敵の攻撃パターンも乏しいこのゲーム、必然的に展開が単調になりがちです。
敵が少ないから複数の敵の組み合わせによる様々な難しさというのがあまり無く、攻撃手段はみんな似たり寄ったり。
また盛り上がるような展開も無く、さらには背景のバリエーションも乏しい。
なので、ちょっと進むと敵が二体、また進むと同じような敵が二体、また進むとまた二体と、毎回毎回淡々と同じような敵が垂れ流されるだけな展開が続き、いいたかないですが、いささかダラダラしてます。
延々と同じ敵と戦わされてる気分で、それこそ今どこら辺まで進んだのかすらわからない、一体いつになればボスに辿り着くのかわからなくなるほど。
この退屈な展開は只者ではありません。

 ・緊急回避技はなし
このゲームには、ファイナルファイト系でおなじみの、敵に囲まれたときに使う、緊急回避用の無敵必殺技がありません。
まあ敵が少ないので囲まれるという状況に陥る事はあまりないんですが、しかし異様に判定の強い飛び掛かり引っ掻きなんかは避けれないほど強いので、無敵必殺技の一つも欲しいところ。
実際、至近距離から飛び掛られるとどうしようもないし。
一応システム上は、ショルダーキャノンがファイナルファイトにおける必殺技に該当するものかもしれませんが、しかしキャノンは出すのにタメが必要なので緊急回避として使うにはいささか苦しい。 完全無敵ではないので、相打ちもしょっちゅうですし。
まあその分、起き上がり直後には若干の無敵時間があるという配慮があったりするので、これを活かせば多少は戦えるかも。
余談ですが、タメが必要な必殺技といえば、ネオジオのミューティションネイションってゲームもそうでしたね。

 ・まともに戦うとまず勝てないほど露骨に強いボス
ステージ最後にはボスが待ち構えてるんですが、通常の敵の単調さに比べ、ボスはどいつもコイツも異様に強い。
攻撃判定はプレイヤーよりも圧倒的にでかいし、リーチは長いし、動きはついていけないくらい高速。
リーチが違いすぎるので、こちらの攻撃は全然当たらない遠間からバンバン攻撃してくるし、おまけに連続技を食らわせてもお構いナシに攻撃を割り込ませてくるときたもんだ。
しかも連打が圧倒的に早いので、こちらは攻撃を当ててもあっさり反撃されるのに対し、ボスの攻撃は一度喰らうと、無敵技の無さもあいまって死ぬまで攻撃喰らい続けるハメになります。 ヒデェ。
まともに戦うとウソくさいほどの強さ。
ボスだからといって、露骨なまでに強力に設定されてます。

 ・でもハメれる
そんな強いボスキャラたちですが、しかし大半のボスは起き上がりにジャンプキックを重ねるだけで死ぬまでハメれちゃうという仕様なあたりが情けない。
ラスボスすらもジャンプキックでハメる事が可能という。
昔はこのハメ技を知らなかったので、まともに戦って瞬殺されたり、残機にものをいわせてショルダーキャノンで削り殺すという方法で倒したものですが、あとでラスボスはジャンプキックだけでノーダメージで倒せるというのを知ってびっくり。
なんて情けないラスボスだ…。
ここらへんのイイカゲンな調整が、B級ゲームらしいですな。

 ・ザコもハメれる
ボスキャラですらはめれるくらいですから、当然、ザコキャラもハメる事が出来ます。
こちらはジャンプキックではめるのではなく、掴みでハメる。
このゲームは敵がダウン中でもつかむ事が出来る仕様になってます。
つまり、
敵をダウンさせる
    >ダウン中につかむ
        >アッパーでダウンさせる
            >ダウン中につかむ
                >アッパーでダウンさせる
という黄金コンボが完成するわけです。
普通のアッパーを使うと遠くに吹っ飛んでしまうので、ここで使うのはレバー上もしくは下に入力しながらのアッパー。
上と下のアッパーは敵をその場から動かさずにダウンさせる事が出来るので、倒してすぐにつかむ事が出来るわけです。
これでどんなザコキャラでも簡単ハメ殺し。
まあ、敵が二体いる場合はハメは難しいですが、敵が一体だけならまず100%決めれる。
まったくもってここら辺の詰めの甘さがB級ゲームらしいですな。
そういえば、ラッシングビートというゲームでも似たようなハメが出来ましたっけ。

という感じで、やればやるほど見えてくるこのゲームのショボさ。
正直、ファイナルファイト系の乱闘型アクションゲームとして見た場合、今ひとつ、今ふたつな出来で、ゲーム性のみを求めてプレイするのなら、かなり失望するかも。
イヤでも、だからと言ってこのゲームが全てにおいてダメダメというわけではないんですが。
先ほど説明したように、グラフィックの雰囲気はまあまあ良かったので、エイリアンとプレデターの絵が好きな方はこれをみるだけでもプレイする価値はあるだろうし、またもう一つ、このゲームには魅力的な部分があります。
コウモリエイリアン。 動きが尋常でないほど素早いです。  プレデターとエイリアンの戦いは熾烈を極める…

 何気に音楽が良い
それは、音楽。
私的には、このゲームで最も魅力的な部分は、ズバリ音楽だと思います。
ゲームはイマイチながらも、ゲーム中で流れる曲は、かなりいいです。
正直なところ、音質そのものはショボイです。
SFCなのを考慮しても音そのものはかなりチープな感じで、SFCというよりもPCエンジンクラスといえるかも。
だから、効果音などはいささか迫力不足です。
しかしながら、音楽自体は結構よく、かなり聞きごたえあります。 割と名曲。
製作者も音楽には自信があったのか、サウンドテストで曲が聞けるようになってましたね。
私などは、音楽が気に入ったので、サウンドテストからカセットテープに録音して自前のサントラ作ったくらいですから。
もちろん、よく聞いてたものです。
音そのものはチープながら曲自体は良いという、まるでファミコン時代の名曲を思い起こさせるようなミュージックです。
いやホント、いい音楽してますよ、このゲーム。
音質がよければ、もっと名曲になってたかもしれませんねえ。
ヘビ型エイリアンにショルダーキャノン発射!  いよいよエイリアンの惑星に殴り込み

 私とエイプレ
当時、私はこのゲームを日本橋のソフマップにて、中古のを2000円くらいで購入しました。
ファイナルファイト系がやりたかったとかそういうのではなく、エイリアンもプレデターもものすごく好きな映画だったので、パッケージ買いをしてしまった、と。 ちなみに時期的にアーケード版はまだ出てなかったと思います。
ゲームそのものはショボイ出来だったので、それほど猛烈に熱中するほどではありませんでしたが、でもこの頃はSFCのソフトをあまり持ってなかったので、それなりによくプレイしてたものです。
私にとってはエイリアンとプレデターが戦うという内容だけで十二分にプレイする魅力のあるものでしたので、少々アクションゲームとしてのゲームの出来が悪くても割とプレイしたものです。
まさにキャラゲーの魔力。
何百回もプレイしたわけではありませんが、とりあえず(オプションで残機9にして)ワンコインクリアを実現するくらいまではやりこみました。
音楽が良かったので、それだけでもプレイしてて楽しかったし。
フェイスハガーはスライディングで一蹴両断  宇宙船内でも戦いは続く。 ひたすら戦って戦って戦うのだ

というわけで、SFC版エイリアンvsプレデターは、こんな感じのゲーム。
総合的にいうなら、はっきりいって名作とは言い難く、むしろ出来の悪いゲームといってしまっても差し支えないようなないようですが、しかし音楽の良さやグラフィックなど、それでもそれなりに買って後悔しないだけの魅力はあったゲームでした。
少なくとも私にとっては。
2000円で買ったものですしね。
元は取ったって感じ。

ラスボスクイーンエイリアンとの一騎打ち。 体力回復するずるい敵です。 でもジャンプキックでハメれる(笑)  エイリアンの頭を手に入れ、ほくほく顔のプレデターさん。 ちなみにエンディングのストーリーは、映画と若干にてるあたりがにやりとさせられます。  これが問題の対戦モード。 ただでさえプレイ人口が少ないのに、対戦なんてするプレイヤーいるんだろうか?
2004年11月8日


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