ババアの存在がこのゲームの全てを物語っている

豪血寺一族

アトラス アーケード


弱き者、豪血寺の名を語るべからず
いきなりこんな強烈な出だしから始まるこのゲームは、対戦格闘ゲームです。
莫大な資産を持つ豪血寺一族は、代々遺産相続の権利を一族の中で最も強いものに譲り渡すというならわしがあり、この度もそれに従い一対一の闘いによって決定するという。
まあ言うなら、親戚同士で遺産相続をめぐるケンカ大会です。
そういった理由で一族の腕自慢達が自らの欲望のための醜い争いを繰り広げます。


なんといってもゲームの一番の見所は、プレイヤーキャラの中にババアが混じっているということ。
史上初、ババアが戦う対戦格闘ゲームというわけです。
今までも老人が戦うという格闘ゲームはありましたが、あくまでも男であり拳法の達人などの、それなりの理由というのがあったものです。
しかしこのゲームでのババアである『豪血寺お種』(78歳)は、特に格闘家というわけでもなく、ただケンカが強いだけ
キャラクター設定でここまでの力技を披露するアトラスは、尊敬に値します
必殺技も巨大化した顔で攻撃の対空技、入れ歯を飛ばす飛び道具などと異常なものばかり。
一体どのようなエピソードでこれらの必殺技を習得したのか、ぜひとも聞いてみたいです。
しかもこのババア、それだけでなく相手の精気をすいとって10秒間若返る、といった妖怪みたいな行動も。
ちなみに若返ったお種は意外に美人。 グラフィックはデフォルトキャラであるアニーの使いまわしだけど。
なお、ラスボスに至ってはこのお種の双子の姉のお梅が出現します。
強いです。
このゲームは他にも語るべきところもあるはずですが、このババアのインパクトが強すぎてあまり印象に残ってないです。
他のキャラは確かヤク中のキース、主人公の漢臭い礼二、忍者の才蔵、女性キャラのアニー、少林寺みたいな拳法家の珍念、いかつい顔の女子プロレスラーのアンジェラ、あと名前忘れたけどインディアンの格好した男など、計8人。
ゲームとしては今1つで、なにより動きが荒かったです。
でもグラフィックはかなり濃い目
私は主にババアばっかり使ってました。


続編も制作され、新キャラ追加の『豪血寺一族2』、タッグモードを導入した『豪血寺一族 −ちょっとだけ最強伝説−』、大幅にイメージチェンジした『グルーヴ・オン・ファイト −豪血寺一族外伝−』などがあります。
ちなみに家庭用では、確かメガドライブ版が存在してました。

2000年6月18日


戻る