敵は人間ではない、ロボットだ。容赦なく破壊しろ!

メカナイズド・アタック

SNK アーケード


1980年代末期に製作されたSNKのガンシュー、『メカナイズド・アタック』。
多分知っている人ほとんどいないでしょうね。もしいたら、かなりのマニアなのではないでしょうか。
実際私も当時は色んなゲームをやりたくて結構な数のゲームセンターを行き来してましたが、このゲームはたった2箇所でしか見た事ありません。マイナーですな。

で、ガンシューといっても色々な種類が存在するわけですが、このゲームはマシンガンタイプで二人同時プレイが可能。いうならタイトーの傑作ガンシュー『オペレーションサンダーボルト』とほぼ同じです。
アップライト型の筐体に二丁のサブマシンガンが添えつけられていて、ガンの引き金を引くとフルオート連射、左手を添える部分に付いているボタンを押すと攻撃範囲が広く破壊力も大きい手榴弾を発射。どちらも弾数制限あり。マシンガンは弾が豊富に出るのでそんなに気遣う必要はないのですが、手榴弾はあまり数が出てこないのであまり頻繁に使えません。
ストーリーとかは忘れましたが、まあとにかく出てくる敵を全て破壊すればいいというシンプルなルールでした。
また、ガンシューでありがちな撃つとライフがマイナスされる一般市民というのもなくて、もう出てくるものはみな敵、なんでもかんでも撃ちまくれます。

敵はタイトルでも書いてあるとおり、サイボーグやロボット達。
これは当時にしては結構珍しい設定だったのではないかと思います。
いくらゲームとはいえ、生身の人間をマシンガンで撃ちまくるというのは決して後味がいいものではないので、なかなか考えたものです。
このサイボーグやロボット達は機械剥き出しのボディでこちらを攻撃してきます。
また中には、映画『ターミネーター』みたいに人間の皮膚を覆ったタイプのヤツもいて、そいつらを攻撃すると段々と皮膚がはがれて機械の部分が剥き出しになっていくのが妙にリアルでした。
他にもヘリや戦車に載って攻撃してきたり。

とにかくこのゲームは群がる敵のサイボーグやロボットの軍団をマシンガンで撃ちまくって蹴散らすのがかなり爽快で、またマシンガンを撃った時の激しい振動も気分を盛り上げてくれました。
特に敵は破壊されると派手に爆発してバラバラになるので、爽快感が非常に高い
ただ、こういった撃ちまくりの爽快感やロボットの敵デザインなどは非常に優れていたのですが、惜しむらくはゲーム自体の作りこみが非常に甘かったという事。
まず、なんといっても銃の調整があまりにずさん。
もしかすると私のプレイした筐体自体がメンテナンスしてなかっただけからなのかもしれませんが、今まで2箇所でこのゲームプレイしたけど、どちらも照準がバラバラなのが非常に気になりました。
銃を固定してずっと撃ちつづけていても、なぜか着弾点がぶれる。
もちろんそんなに大きくぶれるわけではないんですが、小さい標的を撃つ時などはなかなか当たらない時もあり、イライラする時もよくありました。
そしてもう一つは尋常でない難易度の高さ
このゲームのマシンガンの速度はおおよそ秒間10発でそんなに遅いわけではないのですが、いかんせん敵キャラがサイボーグやロボットなので非常に固い。一体倒すのに10発以上撃ちこまなければならないなんてザラです。
敵はわりと大量に出現し、主に銃器で攻撃してきます。その上固いので、全ての敵の攻撃はとても防ぎきれません。
またその上、自分の体力が20ポイントほどしかなく、回復手段も非常に乏しい。一面でやられる事もしょっちゅうです。
ちなみに私も結構このゲームやりこんだクチですが、2面以降がどうしても越せませんでした。
難しすぎます。ワンコインクリア出来る人っているんでしょうか。
とにかくこういった作り込みの甘さが目立つものだったので、やりこんでもなかなか先に進めず、結局私はワンコインでは3面までしか行けませんでした。雰囲気や設定とかはカッコよくて個人的に気に入ってたんですが……。
またこういった原因からか、あまり人気も出なかったようで、設置数もそんなに伸びず、私の知っている2ヶ所のゲームセンターでも割と早くに消えてしまいました。
でも今このゲームをリメイクしたら面白いかもしれませんね。

ちなみに設定やストーリーなどはまるで違うけど、このゲームを継承した後継作というべきゲームが、同社の『ビーストバスターズ』です。


戻る