なぜタイトルに『伝説』が付加されているのかよく分からないんですけど……。

雷電伝説

KID(キッド) FM−TOWNS


FM−TOWNSに移植された『雷電』です。
本当だったら『雷電』の項目にこの文章も入れるべきなんですけど、タイトルが『雷電伝説』と変わっているので一応区別しておこうという事と、実はFM−TOWNSの欄が充実してなくて少しさびしいので、一つでもタイトルを多く埋めて潤そうという思惑があるもんですから。(^ー^;)


で、先ほども言ったとおり、この『雷電伝説』は、アーケードで大ヒットした『雷電』の移植版です。
『雷電』は結構なヒットを飛ばしたのでこの当時、スーパーファミコンやPCエンジン、メガドライブなど、様々な機種に移植されました。
ただ、今見てみると当時はアーケードとコンシューマの性能の差がかなり開いていたせいもあって、どれもそれなりに再現はされていますが、やはり完全移植とは言い難いものばかりでした。
それは色数の問題であったり、処理速度、スプライト数の問題であったり。
しかし、中でもこのFM−TOWNS版の『雷電伝説』は、移植された他機種の『雷電』と比べると、抜群までに高い移植度を誇っていました。というか、もうほぼ完璧に近い移植といえるほどでしたね。
色数も、キャラパターンなどもほぼそのままで、ぱっと見では本家と並べても違いが分からないほどでした。もちろん二人同時プレイも可能なのは言うまでもありません。
これを見たとき、さすがTOWNS!と思ったのと同時に、当時の他の家庭用ゲーム機と比べ、TOWNSの基本設計の高さというのを実感しました。
この『雷電伝説』は、以上のようにプレイ感覚はほぼアーケード版と同じで、攻略法もほぼそのまま通用します。
それだけでなく、難易度調整があったり(イージーだとミスした時に必ず妖精が出る)、エクステンドの点数を自分で決められたり、自動連射機能の搭載、2Pの機体でもプレイ(難易度が多少下がる)可能など、家庭用として押さえるべき利点はしっかりと押さえています。その上、特定のボタン(K、I、D、だったかな?詳細は忘れました)を押しながらスタートする事によって、通常は9しかないコンティニュー回数を99まで増やす、勲章を取るたびにボムが一つ増える、怪獣を取るとフルパワーアップするなどといった隠し要素もあり、難しすぎて先に進めないという人にはとてもありがたい要素でした。


このように、TOWNS版『雷電伝説』はもう完璧な移植!といいたいとことですが、残念ながらやはりいくつかの欠点というものも存在します。
一つは画面比率が違う、という事。
もうこれは仕方のない事なんですが、アーケード版では縦画面用だったけど、TOWNS版では他の移植版と同じく縦の範囲が少しばかり狭くなっています。
といっても、他の家庭用ほどプレイ感覚が全然変わるというほどではなく、なれればすぐに違和感はなくなります。
実際、私はこのTOWNS版ではワンコインでステージ7までは進めますが、アーケード版では初プレイでステージ6まで進めました。感覚的にほぼ同じやり方で通用するあたり、移植度の高さがうかがえます。
ただ、もう一つの欠点が少しばかり私も不満を感じます。
それは、一部の場所では処理が荒くなってしまうという事。
もう少し詳しく言うと、2重スクロールする場所では処理が粗くなってしまうという事です。
もともとFM−TOWNSにはかなりの数のスプライトを表示できるようになっていますが、背景の多重スクロールといった特殊な機能などは搭載されていないので、2重スクロールみたいな特殊な処理を施す場合は、背景を全てスプライトで表示しなければならず、さすがに処理が重たくなります。
なので、2重スクロールするシーンではFPSいきなり半分になり、さすがに違和感を覚えます。
ただ、この2重スクロールで処理落ちする場面は二面の一部のシーンのみで、時間にして2,30秒ほど。
それに処理が荒いといってもまったくプレイ出来ないというわけではなく、感覚的にちょっとやりにくいなーという感じだけです。
なので、大して気にするほどでもないんですがね。


さて、このTOWNS版の『雷電伝説』は、個人的にはアーケード版より気に入ってます。
なぜかというと、音楽が良すぎだからです。
アーケード版の『雷電』は、曲自体は少なめでもなかなかカッコイイ曲が揃っているので好きなんですが、いかんせんFM音源なので音的に少しばかりチープな感じがしたのも事実。
ですが、このTOWNS版『雷電伝説』は、移植の再に音楽が大幅アレンジされ、非常にイカス
おそらくMIDIシンセによるアレンジだと思いますが、原曲よりもはるかにカッコ良くてすばらしいです。また、音質もCDなので文句なし。特に1面、4面の音楽と、5面、8面の音楽は絶品で、今でもたまに聴いたりします。
いやはや、この音楽だけでも買った価値があったというものです。


なんだか長くなってしまいましたが、それほどこの『雷電伝説』は気に入っていたという事です。
もとのアーケード版よりも沢山やりこんだのは確実ですね。


戻る