かつてこれほどまでに2人同時プレイが必然なゲームがあっただろうか!?

サイバータンク

コアランド アーケード


戦車、それは鉄の鬼神
何者も寄せ付けない分厚い鉄の装甲、小さな家など砲弾一発で木っ端微塵、上部のマシンガンで周囲を蜂の巣、邪魔するやつやらキャタピラで粉砕!
戦車は漢のロマン!
と、のっけからわけのわからない異様な出だしですが、あの鉄が剥き出しの威圧感や圧倒的な重量感など、戦車っていかにも男らしい兵器だと思いません?


というわけで、『サイバータンク』の紹介。
これは1988年くらいに出た戦車ゲームです。
ですが、サイバータンクはそんじょそこらの戦車ゲームとは格が違います!
『戦車』を主人公、あるいはメインに添えたモノで1980年代末期までに出たアーケードゲームといえば『T・A・N・K』、『フロントライン』、『グロブダー』、『タンクバタリアン』、『アサルト』、『タンクフォース』などがあり、そのどれもが上部視点で画面に映る戦車を操作していくというものでした。
がしかし、このゲームはそんな戦車ゲームの中でも一石を投じた、ある意味戦車の魅力を存分に味わえるゲームといっても決して過言ではなかったのです。


このゲームは横2画面モニターを利用したアップライト型の筐体で、2人同時プレイも可能です。
しかし上記のような上部視点のモノではなく、視点が一人称、いわゆるレースゲームの視点で行われる戦車ゲームです。
ルールは非常にシンプルで、前方に現れる障害物を破壊しなぎ倒しながらとにかく前に進むだけ。
特筆すべきなのがその操作系統。
題材が戦車なので、もちろん戦車用の操縦桿型コントローラ。
そして添え付けのボタンでオート照準の主砲が発射できます。
これだけなら単にレースゲームでの車が戦車に変わったというだけで、特にこれといってウリの無いゲームになるんですが、しかし2人同時プレイの存在がこのゲームをかなり面白い物に仕上げているのです。
このゲームで2人同時プレイをすると、筐体左の1P側では先ほど上げたように戦車の操縦と主砲の発射、そして筐体右の2P側はなんとマシンガン手となります。
1P側は戦車を上手く操縦して敵の攻撃を避けながら自動照準の強力な主砲で攻撃、2P側はその強力無比なマシンガンで前方に現れる敵を殲滅しつつ1Pの進路をサポート、というのが御互いの役割です。
いうなれば、2人同時プレイといってもお互いの操作方法も役割も全く違うという、同時プレイ可能なゲームの中でもかなり異質でユニークなシステムを採用したゲームなんですよね。
今現在のゲームから見ても、このように1Pと2Pの同時プレイで、それぞれが違った操作と役割をこなさなければならないというのは、相当珍しいモノといえるのではないでしょうか。


えー、このゲーム、かなり面白かったです。
特に2P側が。
2P側はマシンガン手なのでコントローラも当然マシンガン型なのですが、このコントローラでの操作がとにかく爽快
ガン型コントローラでも珍しい形の両手持ち式の大型マシンガンガン(ヘリコプターとか要塞とかに設置されてるアレ)型で、それもコントローラの振動が半端じゃない!
プレイ中は本当に手がブルブルブルブルと震えるくらいです。
また火力も相当な物で、並み居る圧倒的な敵の軍勢をその強大な破壊力を持つマシンガンでアチョアチョ蹴散らしていくのは気持ちいい。
というわけなので当時、大抵これをする時には誰か知り合いを誘ってプレイしていました。
それもじゃんけんで2P側の取り合いをして(笑)
もちろん1P側でもある程度は遊べるのですが、やはりあの激しいマシンガンの爽快さに比べるといささか地味。
コントローラもミスした時のみ振動するだけなんで。
まあでも、2人同時プレイの場合は、なんだかんだいいつつけっこう盛り上がるので1P側でもそれなりに面白い。
しかし反面、1人のみでプレイすると使用できるのは1P側の操縦桿のみで、その上マシンガンのサポートもなしなので、はっきりいって1人でのプレイはあまり面白くありません。
やっぱこのゲームの真骨頂は2人同時プレイにあるといっても過言ではないでしょう。


そういえば最後までプレイした事はないので実際に見た事はないんですが、このゲームは最終的に1000キロを走破すると、巨大戦艦vs戦車との戦いになるとか。
もし再びプレイする機会があるのなら、一度見てみたいですね。

2000年12月31日


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