タイトルは『モンスター戦線』といった方が正しいような気が。
唯一安全な教会。キャリーという女性に問答無用で次の目的を押しつけられてます。 死霊には見えません。やっぱり『モンスター戦線』の方が正しいぞ。


死霊戦線

ビクター音楽産業 PCエンジン


PCエンジン購入してまだ間もない頃に、なんとなく買ったのがこのゲーム。
パソコン版からの移植のRPGで、突如死霊やモンスター達に襲われた町を舞台に、主人公の女性はその超常現象の謎を解明すべく、人々を救出しながらたった一人で戦うというゲームです。
移動シーンは他のRPGと同じような見下ろし型の視点で、戦闘シーンは横スクロールアクションになっています。
といってもレベルの概念があるので、ちゃんと成長させないと強い敵に勝つ事は出来ませんが。
戦闘シーンでは画面の端まで辿り着くと戦闘から離脱できるので、割と逃げるのが簡単なのが親切でしたね。

さて、このゲーム最大の見所、それはパスワード。
ひらがなとカタカナと英文字の入り混じった約60文字のパスワードが、さあ間違えろといわんばかりに圧倒的な分量で押し寄せます。もちろんプレイ意欲大減退は必死
『覇邪の封印』といい、こういったパソコンからの移植されたゲームは、なぜにやたらパスワードが長ったらしいものが多いんでしょうかねえ。
やっぱりデータ量が多いからなんでしょうか。
ある意味、ゲーム中の敵よりもこのパスワードの書き取りの方がはるかに手強いと思えるほど。

しかしながら、当時、私はこれをクリアしました
自分でもなんでこんな忍耐力養成トレーニングのようなパスワードを何度も取れたのか、未だによく分からないです。
まあとにかく、パスワードは考慮しないとして考えた場合、このゲームの感想は、あんまり覚えてないんですが、結構楽しんでプレイしてたと思います。
このゲームは『バイオハザード』のように現実世界を舞台にしているので、登場する武器は実在するものばかり。
それも、『ステアーAUG』といったミリタリーマニアがちょっとニヤリとするような渋いチョイスの武器が多く、当時わりとミリタリーマニアだった私も当然の如くそれが気に入ってやりこみました。

あと印象的だったのが、このゲームのマップはおよそ町とは思えないほど何も無い、それこそあたり一帯森ばかりの閑散としている景色だった事ですね。
一応アメリカの小さな町が舞台になっているらしいんですが、それでもこれは何も無さすぎだろ……といえるくらい本当に何も無い。
また、プレイヤーの操作するのは1人だけで、通常のRPGのように町とかそういったものはなく、マップ上には思い出したようにぽつんとドラッグストアや病院があったりするだけで、また登場人物も数えるほどしか出てこないので、なんだかプレイしていてやたら孤独感を感じるゲームでした。
まあ私自身、そうならそうと、ロンリーな戦いという雰囲気を楽しんでいましたが。

あとなぜか覚えているのが、主人公の女性。
このゲームのパッケージには主人公である女性が描かれているんですが、その絵にはストレートでロングヘアの女性が描かれていたのに、実際のゲームに登場する女性はなぜかポニーテールでした。
ゲーム自体に直接影響は無いんであんまり気にするほどの事でもないんですけど、製作者とパッケージのイラストレーターとの意思疎通があまり出来ていないというのが、ここら辺から窺い知る事が出来ましたね。
ちなみに、さっきこのゲームをクリアしたと書きましたが、エンディングは一枚絵と10行ほどの文章が表示されるだけで、スタッフロールとかありませんでした。
当時はこのエンディングのあまりのあっけなさに拍子抜けしたものです。

このゲームには、経験血を上げすぎると、レベルがリセットされてしまうというバグがあったようですが、しかしこのゲームでの経験値は敵を倒しただけでも手に入らず、経験値ボールと呼ばれるものを取って初めて上昇するので、私自身は特にこれは深刻な問題にはならなかったですね。

そうそう、このゲームは先ほど上げたようにパソコンからの移植作品で、オリジナルのパソコン版では2作目も出ていましたっけ。
とあるパソコンショップで2作目のパッケージを見た時、橋の中央で大きなタコらしき怪物に襲われているという画面写真がパッケージに載っていたんですが、これが非常に面白そうに見えたものです。
実際はどうなんでしょうか。
にしても、2作目もこれをみるに、どう考えても死霊戦線よりもモンスター戦線ですな。

2000年9月23日


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