昔、おいとまとかけて『オイトマン』というギャグがあったなあ。 全然関係無いけど(笑)
光ーるぅー海〜光ーるぅー空〜光ーるぅー大地〜…って主題歌でしたっけ? 原作は、結構シンプルなタッチの絵ですね。 何でこれがゲーム中はムキムキマッチョなグラフィックに変わるんでしょ?


エイトマン

SNK ネオジオ


さて、エイトマンのレビューですが、実は私、原作のエイトマン(8マン)をほとんど知りません。
エイトマンは私が生まれる前の作品であり、またテレビの再放送を見る機会もほとんど無かったんですよね。
オープニングを一度だけ見た事があるのと、エイトマンの設定と舞台を知ってるくらいですか。
このように原作に関する知識がほぼ皆無なので、私にはこのゲーム、『エイトマン』のキャラを使った版権モノとして見る事は出来ず、単なる一つのアクションゲームとしてしか映りません。
実際、ゲーム中のキャラもどれが原作のものでどれがオリジナルのものかというのが全く分かりませんし。
ここらへんが、原作を知っていないと楽しめないという、版権モノのゲームの弱点ですね。
ただ、その反面、原作を知っているとより楽しめるのは事実。
表裏一体の要素というわけですか。
それはともかく、結局何が言いたいのかというと、とどのつまり、このゲームのレビューはエイトマンを知らないという前提の元で書かれているということです。
爆発しまくりの敵破壊しまくり 

ちなみに今ちょっと調べたんですが、設定によると、エイトマンは『警視庁捜査一課には、7人ずつ7つの班がある。 東八郎こと8マンは、そのどれにも入らない、8番目の刑事。 じつは、人間そっくりのロボットなのだ』とのことらしいです。
まあ詳しい事はその手のサイトを見てもらうとして、エイトマンはロボット刑事であり、『弾丸よりも早く〜』と主題歌にもあるように、弾丸よりも早いマッハ3ほどのスピードで走る事が出来るという事らしいです。
私もそんなに詳しく調べたわけじゃないので、これ以上の事は知りませんけど。
といわけで、ゲーム『エイトマン』の紹介。
原作にこんな敵いるんでしょうかね? 原作見てないので全然知らないです。 ドヒャァァァーーッッ!!と高速で走りまくる!

『エイトマン』は真横視点によるアクションゲームです。
言ってしまえば古きよき時代のアクション、ってやつですか。
ステージ数は全部で4と少な目ですが、ひとつのステージが3〜6のエリアで分割されているので、長さとしてはそこそこあります。
操作はレバーでプレイヤーキャラ(8マン)の移動、Aボタンでパンチやキックなどの攻撃、Bボタンでジャンプ、Cボタンで特殊兵器の使用となっています。 あとA+Bボタンで左右を攻撃できる回転蹴りが出せます。
また、レバー下+ジャンプでスライディングというアクションも行えます。 もっとも、攻撃判定も無敵時間も無いので、それほど使い勝手は良くありませんが。
ゲーム展開は至極シンプルで、敵をアチョアチョ倒しつつ先に進んでいくだけです。
エイトマンは残機制で、ライフが全て無くなると1ミス。 そして残機を全て失うとゲームオーバー。
特定の敵を倒すとアイテムが出現し、それによりパワーアップ、ライフ回復、特殊兵器の補充などが行えます。
また、途中、8ボールなるモノを取ると、一定時間無敵で特殊兵器使い放題という状態になります。
あ、ちなみに2人同時プレイも出来ます。
8ボールで無敵! 敵を蹴散らせ! でも無敵時間が短いぞ! 2人同時プレイも出来たりしますが、エイトマンって2人もいましたっけ? 

さて、このゲーム、当時からずっと思ってたのですが、なんだかSNKではなくADKのゲームっぽい雰囲気が感じられましたね。
マッチョでピチピチした服装という妙にアメコミっぽいキャラとか、背景から浮いているような感じのキャラの動きとか、端のアイテムが取れないところとか。
グラフィックのタッチはこっちの方がよく出来ているのですが、しかしそれでもどことなく『ニンジャコンバット』や『ギャングウォーズ』の同類といった雰囲気を醸し出しています。
あえてそう作ったのか、それともADKの人が関与していたのか、もしくは偶然似たような感じになってしまったのか。
結構ナゾです。
エイトマンってムキムキなんですね。 X-MENとかに出てても違和感なさそうです。 エイトマンの移動は常に走りです。 走るのが基本のキャラですから(笑)

エイトマンは傍から見るとごく普通のアクションゲームに見えますが、しかしこのゲームならではの特徴もいくつかあります。

 弾丸よりも速く、高速ステージ
これは超高速で走りつつ敵を倒していくというステージなのですが、このステージはマッハの速度で走るエイトマンの特徴をよく現しており、非常にエイトマンの雰囲気にマッチしています。
めまぐるしいほどの高速度で走りつつ敵を蹴散らしていくのはスピード感抜群で、原作を良い面で活かしたステージ演出だと思いますね。
スピード感抜群の高速ステージでの激闘!
 派手目のエフェクト
このゲームプレイヤーの攻撃や爆発のエフェクトなどが派手目なので、プレイ時の爽快感は結構高いというのがあります。
敵を倒すと大きく吹っ飛んで飛び散るように爆発するので、妙に気持ち良いんですよ。
また高速ステージ時の残像エフェクトも『速いッ!』というのをよく感じさせてくれます。
派手な攻撃、そして派手に吹っ飛ぶ敵キャラ達。
 特殊兵器使いまくり
それなりにバンバン使っていける特殊武器の存在もエイトマンの特徴です。
この手のゲームにおいて、弾数制限のある強力な特殊兵器はあまり補充がきかず、『ここ一番!』という場面でのみ使うというのが定説ですが、しかしエイトマンではかなり頻繁に特殊兵器のアイテムが出現するできるので、割とバンバン使っていけます。
ただ、使っても無敵時間は一切ないので、その分頼り甲斐のある武器とは言えませんが。
しかし攻撃手段としてはなかなか強力です。
最終ステージでのボスラッシュはもはやお約束か。
 意外に見逃せないグラフィックの良さ
結構見落としがちですが、このゲームのグラフィックは結構細かく描き込まれており、廃墟の背景などが結構見所ありです。
また、敵のグラフィックもなかなか面白く、アメコミのようでいてそうでないっぽいという、中間的な感じのグラフィックセンスは妙に味があります。
ドット絵もよくみてみると、けっこう良い感じに書き込まれていますね。
なかなかにドット絵の技術は高いのでは。
 どことなく大味
というのは、このゲームを語る上では外せないでしょう。
まあ、これは所期のネオジオゲームの多くに当てはまる表現ですが。
とりわけこのゲームでは、プレイヤーの動きに若干慣性が付いているので敵の攻撃が避けづらいのと、キャラが大きいため当たり判定が大きめになっているのと、そして後半になると耐久力がやたらに高くなっただけの使いまわされた敵が多数登場する、というのがこのゲーム全体において大味感を出しているのでは、と思います。
また当然というべきかお約束というべきか、最終ステージでは今までのボスが総登場。 ネタ切れなのかそれとも単に手抜きなのかどっちなんでしょう。
あと、個人的に言わせてもらうと、体当たりでダメージを受けてしまうのはやめてほしかったですね。
キャラのサイズが比較的大きめな上に当たり判定も大きく、また前述したちょっとした慣性のせいで細かな操作もしにくいので、敵の攻撃がかなり避けづらく、私のプレイでは、大半のダメージは的の理不尽な体当たりによるものでしたよ。
エイトパンチ(勝手に命名)がゾンビのような敵に炸裂!
 ちょっと難しめ
このゲームの難易度は、同時期に出ていたサイバーリップやスーパースパイ、戦国伝承といった他の超高難度なネオジオゲームに比べたらまだ比較的押さえられた難易度に設定されていると思います。 ライフ回復アイテムや特殊武器アイテムが結構頻繁に出ますし。
しかし、やはり一般のレベルからすればけっこう難しい部類に入るのでは。
ただ、やり込めばワンコインクリアできる可能性はあると思います。
私はこのゲームにはあまりハマる事は無かったので、ワンコインクリアできるほどやり込んでいませんが、でもちょっとやっただけでステージ3くらいまではいけましたし、実際にワンコインクリアできるという人は結構いたみたいです。
しゃがみポーズはなかなかにカッコイイですな。
 意外によさげな音楽
見落としがちですが、このゲームの曲、なかなかイイと思いますね。
特にステージ2エリア1の曲は、ノリが良くて個人的にはけっこう好きです。
ラスボス、コイツ誰でしょ?

全般的にみて、この『エイトマン』はまそこそこまとまってるので、結構良く出来ているゲームなのでは、と思いますね。
特に初期のネオジオにありがちだった1面から秒殺させようとする超高難度なネオジオゲームに比べて、比較的抑え目な難易度となっているので、ワンコインでそれなりに遊べたこのゲームは、なかなか楽しませてもらったものです。
またスピード感や爽快感も十分ありましたし。
私的には、さすがに名作とはいえませんが、しかしちょっとした空き時間にサクッとプレイしてスパッと終了できるような、そんなお手軽さを持っているゲームだとは思います。
ラスボス変身後。 原作ってこんな展開なんですか? クリアすると、リアルなエイトマンの御姿が拝めます。

2002年5月17日


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