なんとストレートなネーミング!
右上の物体に一言。あんたはホントに生物ですか? プレイヤーの正体を知りたいです。何モノ?


ドアドア

エニックス(開発:チュンソフト) ファミコン


昔のゲームは、昨今のゲームのように設定やストーリーなどが理論的かつ微細に作られている事はほとんどなく、そのためかなり自由でぶっ飛んだ発想や展開を採用したゲームが多かったものです。
そして、ゲームのタイトルも内容をシンプルに、もしくは極端にストレートに表しているものが多く、大体タイトルを聞くだけで何がメインとなっているゲームか、というのがよくわかるものです。
代表的なのとしてエレベーターアクションや、ディグダグ、ジャングルキング、スペースインベーダー、パックマンなど。
というわけでこのゲーム『ドアドア』も、そんなぶっ飛んだ設定、そして極端にストレートなタイトルを採用した、いかにも当時のゲームらしいモノです。


タイトルをみれば一目瞭然ですが、このゲームはドアを使った固定画面型のアクションパズルです。
プレイヤーはチュン君というなんだかよくわからない生物を操作し、これまたなんだかよくわからない敵達をドアの中に閉じ込めていきます。
ルールは昔のゲームなだけあって非常に単純ですが、しかしドアは取っ手の方からでないと開けれないようになっていたり、また敵を閉じ込めたドアはそれ以降は使えなくなるので、特にドアの数が少なくなる高次面では闇雲にドアを閉じ込めていくだけではなく、ある程度考えてから敵を閉じ込める必要があるなど、意外に奥が深い。
また、プレイヤー専用や敵専用のはしご、触れるとミスとなるガビョウや爆弾など、画面内のオブジェクトの配置や特徴もしっかり頭を叩き込んでおかないとクリアするのはかなり至難。
見た目はかわいくルールもシンプルですが、しかし実際にはパズル性とアクション性がほどよくミックスされたなかなかに優れたゲームであります。
また、それと同時にシビアなゲームでもあります。
プレイヤーの動きが少々鈍いのがちょっとキツイですが。
音楽はちょっと甲高いですが、でもなんだか耳に残るような印象度の強い曲でしたね。


さて、上にもあげたように、このゲームは昔のゲームなだけあって、設定やゲームの展開などかなり突拍子でよくわからないものとなっています。
まずプレイヤーキャラですが、なんか帽子をかぶっているというのは画面からも分かります。 が、しかしどう見ても人間ではなく、かといって動物とも思えない。
『チュン君』という名前らしいですが、とりあえず何者ですか?
あと、敵キャラもデンデンムシオタマジャクシなど、かなり意味不明な組み合わせ。
まあ、デンデンムシやオタマジャクシ、あとピンクのインベーダーみたいな生物(しかもリボン付けてる!)はまだ生き物だというのは分かりますが、青い物体のキミは何モンですか!?
名前は『アメチャン』らしいけど、そんな名前よりもとりあえずこいつの正体を知りたいです。 どう見てもただの水の塊にしか見えないし。
ちなみにデンデンムシは『ナメゴン』、インベーダーは『インベくん』、オタマジャクシは『オタピョン』と、なんかベタというかフザけているというかよく分からないのですが、とにかくそんなストレートな名前がついています。


そうそう、このゲームのパッケージには、『ファンタジー思考型反射ゲーム』というキャッチコピーが書かれています。
ファンタジーというのはあの生物群を見ればまあ納得いきますが、それにしても思考型反射ゲームって何でしょう?
なんか、無理やり付けた名前のような気がしてならないんですけど……。

ところで余談ですがこのドアドアというゲーム、あのドラゴンクエストシリーズ(あとチュンソフトのソフト群)で有名な中村光一氏がエニックスに応募して金賞を取ったものらしいです。
つまり彼のデビュー作という事になるわけですね。

2001年7月9日


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