なかなかマニアックな素材を扱いますね。ナムコさんも。
死ぬ気で漕げ! とにかく漕げ!


ダウンヒルバイカーズ

ナムコ アーケード


ナムコの放つ、妙にマイナーな乗り物を題材(笑)にしたゲームの一つ、ダウンヒルバイカーズです。
今回の題材は、自転車で山下り。
それにしてもこの頃のナムコって、ホント、妙にマイナーなのやちょっと変な題材を扱った体感ゲームや大型筐体を多く排出していましたよね。
空飛ぶ自転車のゲーム『プロップサイクル』、業界初のスキー体感ゲーム『アルペンスキー』、プレイするより見ているほうが面白い競馬ゲーム『ファイナルハロン』、ゴムボートで激流下りのゲーム『ラピッドリバー』、隠れるという要素を盛り込んだガンシュー『タイムクライシス』、トラックボールでアルマジロを転がす『アルマジロレーシング』、東京で戦車に乗って戦争ゴッコの『トーキョーウォーズ』など。
なんででしょうか?
しかしながら、そのどれもがかなり面白く出来ているというのがナムコの不思議で凄い所。
というわけで、この『ダウンヒルバイカーズ』もなかなか面白いゲームでした。
いや実際には、そんなえらそうに語れるほど沢山プレイしたわけではないですが、少なくとも数回プレイをして『面白い!楽しい!』と感じたのはまぎれもない事実です。


ゲームはいわゆる自転車のレースで、『ダウンヒル』と名前がついている通り山を下るコースがメインとなっています。
勿論コントローラは自転車の形で、プレイヤーはハンドルを操作し、そしてペダルを漕いでゲームをプレイします。
基本的にゲームは下り斜面と平らな面の二つのパートに分かれていて、下り斜面ではハンドル操作を、平らな面ではペダル漕ぎを重点的に行います。
たまに小さなジャンプ台らしき場所があり、そこをジャンプする時にちょっとしたアクロバットを決める事が出来ます。


さてこのゲーム、私的に言わせてもらうと、『熱い!』と『忙しい!』。
数ある体感ゲームの中でもトップクラスの忙しさ、熱さだと思います。
ゲーム中はわき目もふらずに、もうとにかくペダルを漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ!!
いや実際にはそこまで必死こいて漕ぐ必要はないんですけどね。
というのも、下り斜面で必至こいてペダルを漕いでもそれほど速度は早くはならず、いってしまえば平らな面でのみ漕げばいいわけなんですが、やっぱりこういうのをやってしまうと必死になってしまうんでしょうかねえ。 私の場合はプレイ中はとにかく下り斜面だろうが力の限り漕ぎまくりでした。
なもんですから、プレイ終了後にはいつもグロッキー状態。
ひどい時になると汗かいてたし。(笑)
最近では『ダンスダンスレボリューション』などがいい運動になるとよく聞きますが、はっきりいってこのゲームのほうが運動量は遥かに多いと思います。特にベストタイムを出しながら全面クリアするとなると、恐ろしいまでに体力使います


ゲーム自体の感想はというと冒頭でも書きましたが、非常によく出来ているゲームでした。
何といっても自転車のペダルの微妙な重さ加減がよい
この手の人力式の体感ゲームのコントローラって、軽すぎると操作しているという感じがしないし、逆に重すぎると思ったように操作できないという、とにかく動かす時の重さに関する設定がかなり重要になるんですよね。
で、このゲームですが、とにかくよく出来てる。
下り坂の場面ではペダルが軽くなり、そして平面の場面ではペダルが重くなります。
これにより、筐体自体が動かなくても下り坂、平らな面というのを体感的に味わう事が出来ました。
また、ハンドルに関する面でもよく出来ていて、ハンドルの動きがあくまでプレイヤーがペダルを漕ぐのに支障をきたさない程度にとどめているのがよかったです。
もしこれが実際の自転車と同じように全体的に大きく回さなければならなかったり筐体を大きく傾けなければならないモノだった場合、とてもゲームにならなかったでしょうね。
まあとにかくよく作られていました。
さすがナムコの体感ゲームというべきか。
もちろんグラフィックはナムコ得意のシステム23基板を使っていて、かなり綺麗。


なかなかに完成度の高いゲームなので、もし見かけたらプレイするのをオススメします。

2001年2月21日


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