武装バイクで心行くまで撃ちまくり、壊しまくれ!
タイトル画面。 良くいえばシブイ。 悪く言えば地味。


特殊部隊U・A・G

セタ(販売:タイトー) アーケード


 ストーリー
敵と敵の原子力発電所を破壊せよ。
幸運を祈る。
特殊部隊UAG(Un Attached Grenadiers)よ!



特殊部隊UAG』は1987年に登場した、2人同時プレイ可能な縦スクロールシューティングです。
レバーでプレイヤーの移動、ボタン1で通常ショット、ボタン2で援護機による爆撃(いわゆるボム)となっており、この操作系統を駆使して前方に群がる敵機や敵兵士をアチョアチョ蹴散らしていきます。
まあ、このゲームを要約するなら、バリバリタイプのシューティングということですね。
誰だ! 戦車の人間の大きさがやけに違うぞという野暮なツッコミを入れてるのは!?

 自機はバイク
このゲームならではの特徴といえば、自機。
この手の縦スクロールシューティングにしては珍しく、プレイヤーは飛行機や兵士とかではなく、バイク(に乗っている運転手というべきかな)となっています。
といってもそんじょそこらのバイクではなく、マシンガンが標準装備。
弾数制限など無く、ものスゴイ連射でバリバリ撃ちまくれます。
また、左右への移動能力もそこらのバイクよりはるかに優れていて、まさに自分の手足の如く自由自在にバイクを前後左右に移動させる事が可能。
ただ、他のシューティングゲームとは違い、このゲームの自機はあくまでバイクという事なので、地形の干渉を受けてしまいます。
例えば障害物や穴などは通れないようになっているなど。 ただ、場所によっては大ジャンプで越せる場所などもありますが。
なお、プレイヤーはバイクなので、人間の兵士なら轢き倒すことが出来ます。
バイクなので、人間相手には轢き逃げアタックをも使えます。

 バイクならではの攻撃とパワーアップ
バイクはやたらに連射可能なマシンガンが標準搭載されていますが、しかしこれだけではさすがに辛い。
そんな時に助けになるのが、サイドカー。
サイドカーはビルなどのオブジェクトの下に隠れていたり、所々にぽつんと置かれています。
これを装着する事により、プレイヤーは武装を強化する事が出来るのです。
サイドカーは前方攻撃用と側面攻撃用に分かれていて、それらを左右両側に一つずつ装着する事が出来ます。
サイドカーの武装は様々で、プレイヤーの攻撃に毛の生えた程度のものから二連装のもの、射程が短いもの、画面の端まで射程があるものなど、様々。
状況にあったサイドカーを付け替えたり、サイドカーの攻撃を上手く駆使したりして、戦いを有利に運んでいきましょう。
ちなみにサイドカーは敵弾を受けると破壊されてしまいます。
見える建物はみな破壊。 撃てるものは、全て撃て!

 とにかく撃て!
このゲームのルールは他のシューティングゲーム同様、とりあえず何でもお構い無しにみんな破壊すればいいという、至極わかりやすいものです。
兵士、戦車、ヘリ、戦闘機と言った敵はもちろんの事、それだけでなくプレイヤーの行く手を遮るビルや施設、木々や障害物もみんな撃って撃って撃ちまくります。
特にビルや施設などはサイドカーやボンバーアイテムが隠されているので、出来る限り全て破壊していきたい所です。
このようにゲームの内容は『撃て』の一言で説明出来るというシンプルさ。
見えるものは全てなんでもお構い無しに破壊していけばいいので、ややこしい事など一切考えずに気持ちよくプレイできます。
サイドカーの中には、このように真横に攻撃できるものも。

 変わったボンバー
このゲームのボンバーは、上空からの援護爆撃。
ボムボタンを押すと、『ブゥーン!』という飛行機の通りすぎる爆音と共に敵弾が全て消滅し、一瞬後に画面下から上にかけて『ドバドバドバ』と一斉爆撃がなされます。
これにより爆撃範囲内の敵を一掃。
でもなぜか室内である敵基地内とおぼしき場所でも爆撃が可能と、今考えたらちょっと不思議。
ちなみに2回連続でボンバーを使うと、2回目の爆撃はジグザグに爆発して画面全体を満遍なく攻撃するというものにになります。
この場合ボムを2発も使う事になりますが、しかし威力はかなりのモノです。
ボスクラスの敵ですが、こいつは飛行機のクセに地上戦を挑んでくるわけのわからない敵です。

 適切な難易度
このゲームは一言でいうとバリバリタイプのシューティングですが、しかしこの手のゲームにしては難易度は控えめで、そんなに難しくないものでした。
敵の攻撃はそれほど激しくなく、またプレイヤーの攻撃が(サイドカーの使い方によっては)強力なので、バリバリと敵を蹴散らしていける。
全4ステージで、慣れればすぐに2〜3ステージくらいはいけるもので、やりこめばワンコインクリアも十分可能。
ジャンプ! やたらに滞空時間長いです!

 グラフィックは渋め
このゲームのグラフィックは他のセタのゲームと同じく、派手さはあまりない渋めで地味目のグラフィックとなっています。
同社の『ツインイーグル』にグラフィックのタッチや爆発パターンが酷似しており、当時はこの二つを見たら『ああ、同じ会社のゲームなんだなあ』と思ったものです。
地面の下から戦車出現! 次々次々出てきます。

 遊べるゲーム
このゲームは、10回も20回も連コインさせるほど飛びぬけて面白い!と言えるようなゲームではなかったのですが、しかしそこそこ楽しい内容であり、また控えめな難易度のおかげで、とりあえずワンコインでかなりの時間をつぶせるモノだったので、けっこうありがたいゲームでした。


『セタ』と聞くと『スーパーリアル麻雀』シリーズの制作メーカー、としか思い浮かばない人が多いかもしれませんが、かつてはこのような硬派なシューティング(他にもツインイーグルやCAL-50など)やアクションをも結構製作していたものです。
今考えると、セタは、スーパーリアル麻雀シリーズのような媚び媚びな萌えキャラによる麻雀ゲームと、徹底的に渋くてストイックな世界観の戦争ゲームという、あまりに両極端なゲームを製作する、ちょっと変わったメーカーでしたね。
もしくは、麻雀ゲームを作る傍ら、このような高はなゲームを作るという野獣のような一面を持っていたメーカーだったとか…?
せっかくだから、ラスボスの映像。 原子力発電所で戦う兵士達。 放射能は大丈夫か?

 小ネタ
 隠し武器『レーザー』
1面ボスを、サイドカーを持たずに、そして援護爆撃もミスもせずに倒す事が出来たら、隠し武器のレーザーが装備できます。
レーザーはものすごい威力で、大抵の敵や障害物を1〜2発で倒してしまいます。
使ったらやみつきになる事請け合い。
ただ、レーザー装備中にミスするとなくなってしまいます。

 7UP
自機や残機のストックが1増える1UPというのは様々なゲームでおなじみのアイテムですが、このゲームではどういう意図でか、自機のストックが7機も増える7UPなるアイテムなるものが存在します。
出し方は、スコアが777000点になった時にボンバーの爆撃を使うだけ。
上から7UPアイテムが出てきます。
多分、1UPアイテムにこれほどまでのインフレ要素を持ちこんだのは、このゲームだけなのでは…?

2002年10月1日


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