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 アルマゲドン
 (ARMAGEDDON)

ある日のニューヨーク。
突如、何の前触れもなく小隕石群が東海岸を襲った。
ビルは崩れ、車は爆発し、多数の死者が出た。
しかしそれだけではおさまらず、今度はテキサス州ほどの大きさの小惑星が接近しているというのだ。小惑星の衝突は人類滅亡を意味する。
残された時間はわずか18日。
唯一の案は、小惑星の地中深くに核爆弾を埋め込み、爆破によって軌道をそらせるというものだった。しかし、それを実行するには、掘削のプロが必要だった。
そこで削岩の世界では伝説の男、ハリーの名が上がる。
突如呼び出され、自体の重要さを知ってハリーは、それを承諾。一つだけ条件を出す。
それは自分たちの仲間を同行させること。
危険極まりない任務をやり遂げるにはプロ中のプロの腕と、長年培われたチームワークが必要だからだ。そして早速メンバーが召集される。
召集された削岩のプロ達は、どれもひと癖もふた癖もあり、『大丈夫なのか?』という疑問の声も投げかけられたが、NASAの司令官は彼等に全てを託す。
少しばかりの宇宙訓練の後、いよいよ出発の時がやってくる。
わずか十数名のクルー達。
人類の命運を背負った2機のスペースシャトルは、大勢の人々の見守る中、宇宙へ向けて飛び立っていく……。


ブルースウイリス主演の超大作映画ですね。かなり有名なんで、知ってる人多いでしょう。というか、知らない人ほとんどいないでしょう。(^^;
始まるといきなり隕石が大量に降ってくるというインパクトある出だし。
のっけから飛ばしてくれます。破壊されるシーンの映像が凄い。
ビルに穴があくシーンや、エンパイアステーションビルが崩れてくるシーンなどは、本当にリアルです。
物語の前半ではクルー達の召集から訓練シーン、そしてスペースシャトルの発射という形で、序盤の隕石落下の後としてはちょっと拍子抜けするくらい軽めな雰囲気でした。
でもなかなか各クルー達のキャラクターが立っていて面白いので、見ててそんなにだるいと感じませんでした。
中でも離婚した女房と子供に会いに行く一人のクルーのシーンは結構好きです。
で、スペースシャトル発射後の後半からは、打って変わってスピード感あふれる展開。
もう登場キャラ達ずっと叫びっぱなしです。後半以降の半分以上のセリフは叫んでるんじゃないかとも思うほどです。
とにかく後半からは一気に展開が早まり、アクシデントに次ぐアクシデント、息付く間もないくらい忙しい展開で、一気に最後まで見れます。
しかしながら、なんだかこの『アルマゲドン』と同時期に製作された映画『ディープインパクト』は、設定、ストーリー、はたまたラストシーンに至るまで非常に類似しているという、偶然にしては出来すぎているような程似通った映画ですね。
同時期に放映されたので、両映画はどうにもよく比較されがち。
私にしては、どちらも文句のつけようのないくらい面白い作品だと思います。
『ディープインパクト』の焦点は主に地球上の人々で、もう小惑星が激突するのは免れないという絶望の中、それを受け止めるという人々の姿を写した感動作なのに対し、『アルマゲドン』では逆に焦点を宇宙に飛び立ったクルー達に当てて、小惑星に真っ向から立ち向かうというポジティブな姿勢の強い映画といった感じがします。
いうなら最後の最後まであがいてあがいてあがきまくるというハラハラドキドキ感の強い作品と感じました。
私的には、感動度としては、『ディープインパクト』の方が少し上だと思います。
事実、私も『ディープインパクト』では少し目頭が熱くなりました。
もちろん『アルマゲドン』にも感動するシーンなども盛り込まれていますが、私はこの映画ではそういった感動的なシーンなどよりも、すさまじい迫力で展開される映像と、アクシデントに次ぐアクシデントで一時も目が離せないストーリー展開という、娯楽性の方が高い作品ではないかと思います。
実際序盤の隕石落下のシーンでも息を呑みましたが、スペースシャトル発射からは本当に息付く間もない展開の連続に迫力満点。
とにかくずっと目を奪われっぱなしでした。
スペースシャトルでの隕石郡内を飛行する所などは、遥か未来が舞台のSF映画でも見ているような気分で、ため息ものでした。
いやはや、一昔前までだとこういった映画の映像はともすれば安っぽい映像になってしまいがちなのに、今でもここまで出来るのか!と心から驚嘆しますねえ。
関係ないですけど、この映画でのクルー達の喜ぶシーンや隕石爆発のシーンでは、なんか異様にカタルシスがありました。
まあとにかく、151分という長さながらも、そういった長さを感じさせなくて一気に見させるこの映画は、まだ見ていない人は一見の価値ありです。
損はないと思いますよ。

そういやこの映画の主演は映画界ではもう知らぬ人のいないほどの有名人『ブルース・ウィリス』。
しかしながら、彼ってピシッと決めたスーツ姿の主演作よりも、『ダイ・ハード』シリーズでのがさつな刑事、『フィフス・エレメント』でのタクシーの運ちゃんとか、今作の採掘者のような、泥臭い労働者などの役柄の方が妙にマッチしていると思うのは私だけでしょうか?

さらにこれは余談ですが、1995年代くらいから妙に自然災害の映画がなぜかよく出てきましたね。
上げられるだけでも『ダンデズ・ピーク』や『ボルケーノ』、『アステロイド』や『ツイスター』、『パーフェクトストーム』や『インデペンデンスデイ』(これは自然災害といえないかな?)、そして『アルマゲドン』と『ディープインパクト』など。
やはり以前では映像的には不可能だった表現が、今ではコンピュータグラフィックスの採用によって実現可能になったというのが大きいんでしょうねえ。
これからももっとスゴイ映像が出てくると思いますが、それらが楽しみです。