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 ワイルド・ワイルド・ウェスト
 (WILD WILD WEST)

ジェイムズ・ウエスト(ウィル・スミス)は、一匹狼の連邦特別捜査官。
荒くれ者達であふれかえる開拓時代の西部を、腕一本で渡り歩くワイルドな男だ。短気で衝動的なのがたまに傷だが、愛嬌とウィットは天下一品。派手な撃ち合いの最中でも、冴えたジョークをとばさずにいられない。
そして同じく特別捜査官のアーティマス・ゴードン(ケビン・クライン)は、変装の達人にして、奇想天外な戦闘グッズを作り出す発明の名人。
そんな二人が狂気の天才博士ドクター・アーリス・ラブレス(ケネス・ブラナー)の逮捕に乗り出すことになった。ラブレスは9本足の巨大な戦車“タランチュラ”をはじめ、みずから作り出したさまざまな武器を駆使して合衆国の乗っ取りをたくらんでいる。
はじめはライバル意識むき出しだったウエストとゴードンが、大統領の命を受けて、なんと最強のスパイ・コンビを結成するはめに!
かくして、前代未聞のアドベンチャーが始まる……。


とまあ、最初見たときには最近では珍しい西部ものかあと思っていたんですが、これがまるで違ってました。
いや、舞台は西部の時代に変わりないんですが、そのわりにメカや戦車(蒸気機動だけど)など、明らかに時代考証を無視したものが沢山出てきます。
これって俗にいう、『スチームパンク』な世界観なんでしょうか。時代は昔なんだけど、妙にハイテクなメカがあったりするというやつ。
リアルさを考えるとかなり無茶な設定だけど、これがなかなか面白いんですよ。
映画中に出てくるおかしな発明や仕掛けの一つ一つが、なんだかとってもばかばかしくて可笑しいものがおおい。なんか好きです、こういうの。
なんだか雰囲気的に、ルパン三世に似ていると思うのは気のせいでしょうか。
で、映画自体は結構楽しく見せてもらいました。
ウィル・スミスとケビン・クライン以外のキャラ達やヒロインの個性が少しばかり薄かった(敵のボスはちょっと印象的だったけど)ですが、それでもこの二人自体かなり味のある存在なので、それを帳消しにしてくれました。あの二人のやり取りはけっこう笑えます。
ストーリーは単純で分かりやすく、また終始明るいノリなのでスッキリと見れます。
ただ、この映画で使われるギャグやノリなどはいかにもアメリカ的なものや少しブラックなジョークなどが多々あるので、日本的なギャグとはかなり勝手が違い『メン・イン・ブラック』みたいに好き嫌いが分かれるかもしれませんね。私は結構好きですが。
で、この映画で面白いのが、やっぱり時代を無視したロボットや発明品などが活躍するシーンですね。列車シーンなどはかなり笑わせてもらいました。
SFXもなかなかのもので、のこぎり円盤との追いかけっこはわりと面白い。
また巨大クモ型戦車のシーンもよかった。このクモ型戦車、西部の時代らしくしっかりと蒸気機関で動いている辺りが笑えます。
多少合成っぽい部分が目立つ所もありましたが……。
この映画は最初から最後までずっと陽気でばかばかしいノリで突っ走るものなので、この手のが嫌いな方はあまり進められませんが、『メン・イン・ブラック』などのようなノリとユーモアが好きな人には面白いと感じられる映画ではないでしょうか。
まあ、リアルさを求めてみる映画でないのは確かです。
まっとうな西部劇を期待してみるとかなり裏切られる事になると思いますよ。

ところで余談ですが、この映画で出てくる人たちって、脅されると簡単に銃を捨ててしまいますね。なんだか変。(笑)